【荘子】「逍遥遊」~魚が鳥になって6ヶ月に9万里を飛んで初めて一呼吸するという話
荘子と『荘子』
荘子は、名は周。戦国時代、宋の蒙(河南省)の人。
儒家の孟子とほぼ同時代の人だ。
老子の思想を継承して道家思想を大成し、「老荘」と併称される。
その伝記は『史記』などによって知られるが、不明な点が多い。
名家は、諸子百家の一つ。いわゆる論理学、概念論だ。
名実論、すなわち「名」(言語、概念)と「実」(言語が表す対象、実在)との関係を考える学問であり、今日の意味論・記号論に近い。
恵施は、魏国の宰相にまでなった政治家。
荘子と恵施の問答が『荘子』の中にし