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ここにいてくれるだけでいい。

こんにちは。
本日の担当は、裕美(嫁)です。
今週もよろしくお願いします。

前回の陽佑ブログを読んで、うーんさまざまな失敗をしてきたなと、懐かしく、ほろ苦く思いました。最初の5年くらいは私も外で作業することが多かったので、さぁどうする!?という瞬間は山ほどありました。

その時の選択が正解だったか、まちがいだったかは秋の収穫時にわかるのですが、それをふまえてまた来年、そのまた来年という積み重ねだったなと思い出します。秋田・大潟村の師匠はじめ、お世話になってきた先輩たちに、あれやこれや聞きながらやってきました。今になってやっとわかった!ということも多々あります。辛抱づよく見守ってくださることに、改めて感謝の思いです。

石山師匠と陽佑氏。2012年!


さてさて。先日、勘六縁に来てくれている中川幸子さんがぽろりと言ったこと。

「『いてくれるだけでいい』って。ほんとありがたくないですか」

そうだ。そうなんだった。そういう場所なんだった、遠野って。

陽佑氏と二人で、別の家に住んでいたころ。朝8時に出て、夜20時に戻るので、ご近所さんと何をできるでもないことに申し訳なさを感じていたのですが… 「灯りがさ、つくだけで心強いのよ」と言ってくれたお隣りさん。「いいがらいいがら(大丈夫だからやるから)」と雪のけしてくれた、そのまたお隣りさん。ありがたかったなぁ。

私たちはもちろん、中川さんも東京から来て間もないので、できないことも多いはずなのですが、遠野の人たちはそれをまるっと包んで存在を認めてくれる。こんなところまで来てくれてありがとうねと言ってくれる。こちらこそありがとうですよね。

昔から続く「堂ごもり」の様子。また詳しく書きます。日ごろよくしていただいてる方々!感謝。

草とりしながら話す、あれこれ。昔はこうやったもんだ、懐かしいなと受け入れてくれるのもありがたく。

娘の小さな頃。お向かいのばっちゃんのあとを付いて。皆さんに育ててもらっています。感謝。

いるだけでいいんだなんて、何かちょっとでもいいことして恩返ししたいなと思えてきます。私たちだけでなく、小友や遠野がよくなるようなことを、できたらなと思います。米づくりを通して、ちょっとずつ。

気づけば1月もラストスパート。やりたかったことのできそうな残り2日間になりますよう!

ありがとうございました。


【勘六縁のお米】

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