転職しました!(半年経過)
かんろです!
少しずつ桜も咲き始めて、外の空気はすっかり春めいてますね。
Twitterには書いていたのですが、去年の9月に株式会社オミカレを退職、株式会社Liquidに転職しプロダクトデザイナーとして働いています。(※株式会社Liquidのデザイナーではあるけど、所属自体は親会社の株式会社ELEMENTSです)
なので、これはいわゆる転職エントリーみたいなものです。
(半年も経ってて今さら感すごいけど!)
転職して約半年。
コロナ禍での転職ははじめてだったこともあり心配もありましたが、入社前後のギャップも少なく楽しめています。
この5,6年は、私自身のことを知っている人・Twitterで大まかな人となりを知ってる人からの誘われての転職がほとんどで、転職先に知人ゼロ、転職先のことを知っている人もゼロ、関わったことない業界(業種?)と、ないない尽くし状態での転職活動はものすごく久しぶりで、けっこう不安が大きかったのを覚えています。
ただ、今回は転職前に自分の考えや将来のことをじっくり考える時間を持てていたので転職後もギャップが発生しにくい状態で働けていると感じています。
ぼんやり転職を考えていたり、いつか転職する時のヒントになれば良いなと思い、半年経ての振り返りも兼ねてまとめてみました。
少しでも何か役立つ部分があればうれしいです!
転職したキッカケ
まず今回の転職なのですが、転職したくてしたというよりは、結果的に転職になった形でした。転職先のカジュアル面談を受けたのは去年の5月中旬。
当時、仕事ではUI改善の結果も現れるようになりデザインプロセスも確立しはじめ、仮説検証を繰り返しながらUI改善したり、秋に向けてやりたいこともあったりと『がんばろ!!』と意気込んでいた時期で、本当に転職意思はない状態でした。
こうして転職していることは自分自身、予想外な状態だったりします。
それでも転職を選んだのは、カジュアル面談の話を聞いて『SFだ!!!面白そう!!』と感じたから。(単純)
仕事もイイ感じに進み始めていたこともあったので1ヶ月くらい悩んでいましたが、話を聞いていた時のワクワク感が忘れられなかったのと、新しいことにも挑戦してみたいという気持ちを優先して転職を決めました。
あとこれはポジティブな理由とは言えないかもしれないですが、年齢的にも若手とは言えないので、この先の自分のやりたいことをやっていくためにも今このタイミングで転職できるならした方が良いと思ったのも大きな理由のひとつです。
ポートフォリオの事例は3つに厳選
一次面接前に職務経歴書とポートフォリオを送りました。
ポートフォリオはFigmaで作成、FigmaのURL共有と見れなかった時のためにPDF書き出ししたものを提出しました。
今までのポートフォリオは一番はじめに自己紹介を持ってきていたのですが、今回は自分ができることと大切に考えていることを持ってきました。
自己紹介は職務経歴書で分かるのと、ここがズレていると、やりたいこと・やってほしいことのズレが発生してしまうので、はじめに見て欲しいと思ったからです。
プロジェクトは、自分ができること・やってきたことが一番伝わるもの3つピックアップ。プロジェクトそれぞれの、リサーチ/課題・仮説検証・解決策・結果が一連のストーリーでわかるように整理しました。
プロジェクト3つは少ないと感じるかもしれませんが、確実に見てほしい部分だけに絞って載せたので特に問題なかったと思います。
ピックアップしたプロジェクトがUI改善だったため、経緯や仮説検証などテキストで説明する部分が多かったので、それが4つ5つ続くと読む側も大変そうなので、3つにしたのもあります。
ポートフォリオ作成が久しぶりだったので、載せるプロジェクトの適切な数が分からなかったのですが、みなさん大体どのくらい載せてるんだろう…?中途の人が作るポートフォリオってあまり見る機会がなく、探してもあまり参考事例がでてこなかったのでまとめるのは結構苦労しました…!
職務経歴書はまるっと書き直し
職務経歴書は今まで最新の経歴を追加しただけで終わらせていたのですが、今回はリファラルではないので『しっかり作らないと!』と思い、まるっと作り替えました。
改めて見直してみると、新卒の頃からの経過を長々と書かれているだけで、何を経験してきて何ができるのかが全然分からない…!
それと、個人的にネックになるかなと思っていたのが転職回数の多さです。
履歴書ですでに転職回数が多いことが分かるので、職務経歴書でも同じように見えてしまうと、めちゃくちゃ長くなってしまう上に『すぐ転職するヤツだ』という印象を与えてしまいそうだったので、これまで積み重ねてきたスキルを中心に記載して、経歴に一貫性がある見え方になるようにしました。
自己PRや志望動機も新卒でもないのに書くのは違和感があったので、代わりに自分の仕事に対する姿勢を追加。久しぶりに見直した職務経歴書は違和感だらけだったので、自分のステップに合わせて定期的に見直しするのが大事だと感じました。
余談ですが、今回はじめて履歴書の提出を求められませんでした。職務経歴書で職歴が分かるので、履歴書をあらためて提出する必要がなかったみたいです。
職務経歴書を書き直したこともありスキル重視で見てもらえていたようなので、書き直しておいて本当に良かった〜!と思いました。
カジュアル面談で自分の考えを整理する
今回は結果的にカジュアル面談から転職に繋がったのですが、カジュアル面談を積極的に受けていた理由は転職ではありませんでした。
転職する意思はなかったけれど、将来のことを考える時間が増えていたこともあって、色んな会社の話を聞くのにカジュアル面談がちょうど良かったのです。
なので、『転職意思ない状態でもOKです!』と書いてあるメッセージ中心に反応していました。そのせいもあってか、カジュアル面談という名の面接に遭遇することはなかったです。
カジュアル面談で得ることができたのは、以下のことでした
自分が共感できる会社のカルチャーやビジョンはどういうものか
自分の強みだと思うスキルを役立てられる環境
『良いな』と思える社内でのデザイナーの立ち位置
デザイナーの評価基準
また、カジュアル面談を何回かする中で、いくつかの気付きもありました
デザイン組織に憧れていたけど、向いてないかも
(思ってるより興味が低い)ファンとしての『気になる会社』と、一緒に働きたい『気になる会社』はちがう
会話していて、一緒に働いてる姿を想像できるかどうか
最後の『会話していて、一緒に働いてる姿を想像できない』は直感みたいなものですが、わりと当たるので今回はそういう違和感も大切にしました。
今後どうしたいのか・やりたいこと・興味あることは何か、他の会社のデザイナーはどういう活動しているのか?とか、カジュアル面談はそういったことを確認・整理するのにとても良かったです。
自分にとって何がイヤなのかを知る
転職意思が薄かったこともあって時間に制約がなかったので、日々の仕事やカジュアル面談を重ねながら『どうなりたいか・何にストレスを感じるか』をゆっくり考える時間がありました。
これは自分のことを知るために、とても良かったと感じています。
自分のこをと知っていく中で、興味本位で受けたストレングスファインダーがとても役に立ちました。
今までやりたいこと・興味あることばかりに気を取られて、どういう環境だとストレスを受けやすいのかなどメンタル部分はスルーしていました。
ストレングスファインダーを100%信じるわけではないけど、自分の思考のクセ・どういう状況に強くて・弱いのか、それを知るキッカケとしては、とても良かったのでおすすめです。
種まき大事
転職を何回かしてきて大事だなと思ったのは、種まきをしておくこと。
種まきとは、外部との接点をがある状態を作っておくことと、『なにができる人なのか』をオープンにして、何かしら声をかけてもらえる状態を作っておくことです。
今回カジュアル面談のお誘いをいただいたほとんどがWntedly経由で、たまにLinkedIn、転職先は LAPRAS 経由でした。
ただ、接点を増やしただけだと『何ができる人』なのかが分からないので、メッセージを送る側も困ってしまいます。
なので、プロフィールにはやってきたことと、これからやりたいと思っていること、反対に苦手・スキルを活かせない環境はどんなものかを書いていました。この辺りをハッキリ書くようにしてから、いただくメッセージの回数や、内容も自分の興味にあったもの・具体的に何を求めているのか分かるメッセージが増えました。
入社後にミスマッチに気付くと自分も転職先も悲しい思いをするので、自分が活かせるスキル・活躍できる環境はどのようなものなのか?を明示しておくのは大事!
また、個人的な問題ですがとある持病を持っているため勤務時間に関して融通が利きやすい場所でないと厳しいという面がありました。
勤務上問題が発生すると困るので、補足的な形ではあるけどプロフィールに記載していました。
マイナスな印象を与えるかな?と不安はあったのですが、そのせいでメッセージが減るということはなかったように思います。
いただくメッセージの中にも、『特に問題ないですよ』と書いてくれている企業さんも多くてありがたかったです。
まとめ
久しぶりにリファラル以外の転職だったので、あたふたしたタイミングもありました。やっぱり年齢が上がるほど転職活動は大変になってくると思うので、いざ転職!という時に焦らないためにも、日頃の種まきの大事さを実感します。
今回、自分の考えややりたいこと、できれば避けたいことを整理する時間を持てたあとに正式面談に進めたのはすごく良かったと思います。
日々、仕事やプライベートで忙しいけれど、時々自分について振り返る時間を持つことも大切。
自分について振り返るキッカケになったのは、ストレングスファインダーを受けてからでした。ストレングスファインダーの回し者とかでは全然ないのですが、自分にはとても役に立ったので共有します。
意外と『自分ってこう考えてたのか・こんな思考のクセたしかにあるかも』とか、普段意識してなかった部分が見えてきて楽しいですよ!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!