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雑用ふたたび その2

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ギャラクシーホームの関係者がたくさん来て現地調査をしたことは、前に書いた。

このとき、ギャラクシーホームの人が駐輪場に妙なキーボックスが取り付けられているのを発見。ABCサービスのO氏に確認すると、「いえ、うちのではないです」と関与を否定。

そこで、理事会で対処することにした。このキーボックスにもし、マンションのエントランスキーなどが入っていればセキュリティ上の問題があるし、そもそも、管理組合の許可なしに共用部に何か取り付けること自体が問題である。

よく見ると他にもビニール傘や自転車の空気入れ、雑巾のような物が散乱していて汚い。部外者も入って来られる場所が荒れていると、セキュリティの甘いマンションであることがバレバレである。

まずは駐輪場の壁にそれらの写真と一緒に、「持ち主がこれらの物を〇月〇日までに撤去しない場合は、理事会で処分する」という貼り紙をした。

実は、誰がこのキーボックスを取り付けたかについては、予想がついていた。前にも書いたように、区分所有者が居住せずに賃貸物件にしている部屋がある。

そのうちのひとつが現在空室で、内見などのために不動産屋が出入りしていた。その不動産屋か所有者かわからないが、勝手にエントランス内の写真を撮ったりしているのを見かけて口論になった住民からの情報が入っていた。うちも、お客さんが来てインターホン前であいさつをしている最中にその人の背後から手を伸ばして鍵を開けるという横暴な行動を見かけたことがあり、あとでそのお客さんに聞くと、該当する階でエレベーターを降りたという。

おそらく、その不動産屋が駐輪場にキーボックスを取り付け、エントランスの鍵と部屋の鍵を入れているのだろうと推測された。他にそんなことをする理由のある人はいないからだ。

わたしは鍵屋でも呼ぶのかと思っていたが、夫はひとつずつ番号を順番に合わせていくという。4桁の数字を合わせるタイプなので、1万通りある。そこで、ネットで裏技を探してみたところ、こういうダイヤルキーを使う場合、鍵を閉めた後に番号を大きく回す人は少ないという情報をみつけた。つまり、現在の数字の前後3くらいに絞って合わせていくと早いということだ。

そして…夫は3時間くらいかかってキーボックスを開けた。中には予想通りの物が入っていた。キーホルダーにマンション名と部屋番号が書いてあり、鍵本体のひとつに「オートロック」と書いてあった。「オートロック」の方でエントランスが開くことを確認。

「駐輪場に放置してあったキーボックスは理事会で預かっている。他の物は1週間以内に処分する。今後、共用部に無断で放置されているものは即、処分する」という内容の文書を駐輪場の壁に貼り、各区分所有者にも配布した。

その後も、不動産屋や該当する部屋の所有者からは何も言ってこなかった。

が、この部屋はもともと分譲せずにABCサービスが所有しており、数年前に外国人に売却、その後もその外国人から委託されてABCサービスが管理しているという情報をわたしたちは得ていた。

つまり、ABCサービスも決して無関係ではないということだ。この始末は後日、ABCサービスにつけてもらうことになる。

次の話は、雑用ふたたび その3~呪われてる?

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