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新卒入社から今まででどうやってストレス耐性がついたか

ストレス耐性がつき、ある程度のことでは動じなくなりました。
過去に受けた大手企業での導入研修や業務内容があったからこそ、今のストレス耐性があると思っています。

新卒入社先での研修

私は、大手企業グループへ入社しました。
大手と言いますが、そのグループ内では介護事業に参入していて、
グループの端っこらへんに私の企業があるイメージです。

そこで、2ヶ月間の導入研修を受けました。
その導入研修が過酷すぎましたね。
まず、入社式では、グループ本社の体育館に新入社員300名と少しが集まります。
各自座席に着きますが、「さっさと席に着け!!」「キビキビ動けねーのか!!」
と行った先輩社員の軽い感じの怒号が飛び交います。
THE 体育会系だわーと思っていました。

300名以上の中の1人なので、適当にやり過ごそうと思っていました。
入社式は半日かけて、社長の講話等を聞いて終わりました。
午後から研修が始まります。

「うちのグループに入社しているということは、企業理念と行動指針を覚えているはずですね」

私は全く覚えていませんでした。介護事業の企業に入社するので、グループの理念は見たことすらありません。

「今からランダムで各企業から選出した人、演台でここにいる全員に聞こえるように企業理念と行動指針を教えてあげてくれ」

つまり、何も見ずに大声で発表しろということですね。
途中で詰まったり、間違えた人は

「戻って結構です」

と言われて自席に帰されました。


グループ内に最低でも30の企業があるので、それぞれの企業から30人選出されます。私はありがたいことに選ばれずに済みました。
これが新卒の社会人か・・・恐ろしい・・と思っていましたね。

「嫌であればやらなくて大丈夫です」と全体に声をかけて、
パワハラにはならないギリギリのところで行っています。
まあ、嫌なのでやりませんなんて言えませんよね。

最初はこういった感じで衝撃的なことがありましたが、
その後は、8人グループが作られて、そのグループで行動をしていきます。
グループ会社がマンション関連の事業をしています。
グループのそれぞれの現場の見学や体験をします。
先ほども言った通り、介護事業に参入はしていますが、ひっそりしている感じなので、ほかの現場についてはあまり興味がありませんでした。
が、ひたすらマンション関連の勉強させられましたね。

実に面白くなかったですし、へんな知識ついてるなと自覚もありました。

唯一楽しかったというか、気持ちが楽だったのが、、
先輩社員や役員の監視の目がないところですね。
予定はグループごとで決められていて、

●時●分〜 〇〇で現場研修
●時●分〜 移動
●時●分〜 〇〇で現場見学

といった感じです。
神奈川の方まで行ったり、東京に行ったりと都道府県をグループ8人で跨ぎまくりましたね。

魔の自衛隊研修 〜1日目〜

2ヶ月間の中で、お泊まり研修がありました。
2泊3日とだけ聞かされます。
なーんにも知らされない状態で朝一でしおりをもらいましたが、やはりそのしおりにもスケジュールなどは記載されていません。

ここが一番ストレス耐性がついたところです。

1日目は、バスで現地の自衛隊基地に着いた後に体育館に集まります。また体育館かよ・・・という感じで嫌な気持ちに。
まず最初にスマホ、財布は没収されます。2泊3日の間ずっと使えません。

「これからセッション1を始めます。この110人の中でグループを11つ作ってください。しかし、同じ企業の人間が同じグループになることはできません。時間制限は一切ありませんが、1日に行うセッションの数は変わりません。」

この研修の監督者であろう先輩社員から急に指示がありました。
最後の言葉から、

お前らの進み次第で夜遅くまで続く可能性があるぞ。

ということを察しました。
指示があった直後に、グループ会社の中でも大きい企業に所属している体育会系の陽キャ陣が先陣を切ってくれました。
きっとこの研修の評価が配属に関係するということを理解してるんだと思います。
評価を意識している人間は本当にわかりやすい行動をしています。
私は介護事業でサービス業なので別に評価や昇進等は意識していなく、適当にやり過ごしていました。
中には一番最初の配属先が今後を左右する企業もありますよね。

グループ企業の研修の後に企業研修があることを知っていたので、企業研修で専門性やビジネススキルを磨いたり発揮できたりすれば良いかなとも考えていました。

この後も、

「セッション2です。
110人で円を作って座ってください。誕生日順になるようにしてください。ただし、声は出せません。」

「本日最後ですが、前に出てグループ理念と行動指針を皆さんに教えてあげてください。今回は挙手制です。」
またこれか・・・。

今回は評価に入るとわかっている連中が積極的に大きな声で発表してましたね。
1日目のセッションはこんな感じでした。

夕ご飯の時間帯も時間帯も私語禁止では無いですが、
緊張からか、無言が続くことが多かったですね。
もちろん楽しく話している人たちもいました。
完全に自由時間でしたので、休みつつ、交流を深めていました。

魔の自衛隊研修 〜2日目〜

2日目は自衛隊基地内のグラウンド集合でしたね。
集合時に、靴が揃っていない、部屋が汚いということで、
「朝起きるところからやり直して15分以内で今の位置に着け」と・・・

そのあとは、たくさん身体機能を鍛えるという名目で、

匍匐前進●mリレー

1日目で作ったグループ対抗で大声で企業理念と行動指針を言って、より大きくきこえたグループが勝ちという変なゲーム?

行進の練習

などなど、夜にはまたセッションをいくつか行いました。
匍匐前進ではきつすぎて泣いている女性もいましたし、2日目にして、退職を決意した人、帰宅をした人がいました。
スケジュールがわからない状態で進んで行くのは、かなり時間が遅く進むのと、それだけでストレスがかかります。
次何が来るんだろう・・と気持ちが折れそうになりますよ。


魔の自衛隊研修 〜3日目〜

夜明けの4時前にサイレンが鳴り響きました。
自然災害による救援物資を運ぶ。10分以内に集合すること。
という指令が来ました。

しんどい。
救援物資は様々でしたが、ウォーターサーバーのお水2つ分と土のう4つ分をグループごとで持っていくという感じです。
今までの訓練に比べたら軽かったですね。少し急がなければ間に合わないような感じでしたが、目的地に到着は出来ました。
目的地に荷物を運んだあとは、やはり湖に向かって叫びました。
企業理念と行動指針ですね。
もうこの時には余裕で口に出せますし、洗脳されつつありました。笑
その後は行進やセッションをいくつかこなして終わりです。

長かった2泊3日も終わりです。
最後に監督の先輩が何かいいことを言っていたのですが、忘れました。
社会人には理不尽なことが山ほどあります。
これを乗り越えられなければ今後社会で生きていくのは難しいみたいです。

長くなりましたが、グループ研修はこんな感じで幕を閉じました。

結局何が言いたいか・・・

最近の若い人は打たれ弱く、すぐにやめるような人間が多いとよく聞きませんか。
私も同じアルバイトを長年やっていた時に学生後輩バイトはどんどんやめていっていましたし。環境が悪いや社員が悪いといった要因もあるとは思うんですけどね。
普通の人であればメンタルがやられて、理不尽なマネジメントを受けても、動じない人間を作り上げるようなことを企業もしているのかなと思います。

ストレス許容度が低いと人生損します。
もう少し粘ったらいいところまで行けたのに!ということもありますので、ある程度は周りの目を気にせずに打たれても這い上がってくるような人生を生きていくと良いかもしれません。
研修で鍛えられたからこそ、その後のビジネススキルの成長などの伸び具合が変わってきます。

ストレス耐性、メンタルは大事です。
ぬるま湯に浸かっている人とは違うマインドを持ち合わせましょう。


★はにわ★


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