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コロナ感染しないための食生活と、かかってからの食事の注意、2022.7月の東洋医学(中医学)講演会より

北京中医薬大学に20年前、留学したご縁で毎回講演会に参加しております。
今回はスタッフとしてすべての最先端中医治療の講演を聴きました。その中でも今すぐ知っておいたほうが良い、感染症に対する薬膳療法を中医学を全く知らない人用にやさしく解説します。
また流行ってきましたので参考にしてください。


コロナウイルスは老若男女、誰でもかかる感染力の強いウイルスであるが、たとえかかっていても無症状で終わる人と悪化する人がいる。
その違いを知って、かかる前に体を整えておく食事をすることが未病を治すことになる。

発病前

かかりやすい、重症化しやすい人は
常に体に炎症を起こしている状態の人

これは持病がある人、歳をとった人、子ども(体が暑い)は、もちろん当てはまり、感染しやすく重症化しやすいと言える

一般的な自覚症状は、ストレスが多い、イライラする、寝つきが悪い、目の乾燥、充血、鼻、喉の乾燥や痛み、鼻血、冷たいものを飲みたがる、多食、口が苦い、口臭、歯肉炎、口内炎、便秘、舌の色は赤

いつもこの自覚のある体質の方は感染しやすく悪化しやすい。

日常的に炎症を起こしている体質でその上に感染するためすぐに発熱する。


重症化させないためにも、ストレス解消。暴飲暴食しない。油もの辛いものを避けることが必要で、自覚症状が当てはまる人は常に意識して治しておくように生活する。

発病した後

食事は水分補給で体の脱水や乾燥を防ぐ
古代は梨、レンコン、クワイなどをジュースにして体の熱を冷ました。

現代はキウイ、りんご、大根、セロリ緑黄色野菜などでジュースを作って飲んで体を冷やすことも良い、もちろん売っているジュースでも良い、おすすめはりんごジュース

また胃を保護するため、お粥を食べることは病気中の胃の養生になるので良い
どちらにしても食べ過ぎないことが早く治すコツである

漢方薬はさらに良く効きます。


病気が治って熱が下がってきた時の食事は食欲が増しても多食してはいけない。肉を食べると熱が上がる。

あっさりしたもの、麺、おかゆ、野菜、果物。食欲が少しずつ回復してきたら山芋、粟、ゆり根などを入れたおかゆなどが良い

すべて2400年前の黄帝内経という書物に記載され今までつづく大事な薬膳養生のポイントで、現代にあわせた薬膳になります。

夏場はいつも暑いです、誰でも炎症を起こしている状態になります。
クーラーにあたり喉が痛い人が揚げ物やラーメンなどをたべて体がさらに炎症し寝不足などで免疫が落ちて発病する

喉が痛い、口内炎がある、などのときはあっさりしたものを食べて早く寝ることが感染しても無自覚のまま回復し発熱しません。

かなり簡単に役立つ解説をしました。
かかってもしょうがないです、なるべく無自覚で終わるように、自分の体質をチェックしてください。

薬膳は何千年もつづく知恵で面白いです。
自分の体質をわかって自分の健康に役立てたい方は
毎日食べたい薬膳講座で本格的に深く教えています。本格的に知りたい方はこちらにどうぞ🙂


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