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就職活動初期の話し

正しい方法に囚われない

今はだいぶ4年生も落ち着いてきているから、この内容に興味を持ってくれた人は3年生かもしれないけど、ちょっと綴ってみたくなった。

大学生の就活相談をしていると、就職活動の方法、自己分析の方法、業界研究の方法、書き方の方法、この方法が永遠に続く。

正しい方法なんてあるの~?とも思うのだ。
基本的な準備は必要だよ。でもそれも正しい順番に固執することはない。その手順が、性格に今に、あるいは次にあてはまるかわからないし、状況によっても違う。

やっておいたほうがいいことは確かにあるよ。
自分を知らないと、応募書類も書けないし、面接で聴かれても答えられない。

高校までとの違いが、点数で判断できないということが大きい。
ようするにテストではないってこと。テストではないということは、
一つの正解しかないわけではない。

今までは点数で物事決められることが多かったかもしれない。
がんばれば、努力すれば、その分評価されて自分の成果があったかもしれない。確かに昔なかったSPIのように、点数ででるのもある。

でもこの就活の舞台はね、点数で測れないことを判断しなくてはならない場なの。だから正しい方法を求めるなんてとらわれずにいってみようよ。

確かに、例えば初めて料理をするときは、そりゃレシピを見て作るように、頼るのもわかる。でも料理も最初から完璧を目指すと疲れるよね。徐々に、適宜手抜き?をして自分なりにやる。

最初から手抜きをすすめるわけではないけど、適宜で完璧でなくていいということ。100%目指して準備をする人が結構いるんだ。100%なんてないよ。

就職活動は、悩んだり迷ったり、先にいってはまた戻る。そして、自分の最適解をだしていくプロセス。だから、100になるより70%でも、興味をもって動いたほうがいい。

また、たとえ先輩のA君が、どんなに素晴らしい??大手??企業に内定が決まったとしても、それはB君にとっては素敵なことではないかもしれない。なぜなら、あたりまえのことかもしれないがA君とB君は違う。

今までの経験や育ってきた環境、考え方、価値観も全て違う。
だから、イコールにはならない。

でも、知らないことが世の中にはまだまだ多くあるってことは忘れないで。
”興味がない”という前に、本当に興味がないのか、ただ知らないだけかもと疑ってみて。知らない世界が本当にたくさんあるのが世の中。
最初から興味にふたをしないで。

判断するのは人

そしてなんといっても

企業といっても、判断するのは人。
企業の人事担当者も完璧ではない。
人は誰もが完璧ではない。

完璧でない人同士が、出会う機会が就職活動の場。

だから、たとえ大学生のあなたが受け入れられなかったとしても、それは企業には合わなかったということで、あなたが悪いのではない。

でも、その判断しなくてはならないあなたのネタ(応募書類やES)が、なんだかわからなければ判断もしようがない。
だから、紙一枚のような用紙に、あなたを想像できるように描く必要があり、面接で自分を言葉や態度で表現していく必要があるんだ。

時に、企業が求める人物像によせすぎて、自分じゃない自分を作り上げている人がいるけど、入ってからつらくならない?
もしも、毎日8時間違う自分を演じるようになったならば、仕事も企業も嫌いになってしまうし、すぐやめてしまうことにもなりかねないよ。

だから、就活用で自己分析するけれど、それはまずは社会人への入り口のためなんだ。目の前の活動や入社するためにかもしれないけれど、いずれまた自分はなんぞや?と思う時が来るんだよね。

でもさ、よく考えてみたら、
”自分とはなんぞや?”って
今まで考えたことあったかな?

ここで一度、自分とは何ぞやの問いを自分になげかけてもいいよね。
簡単なところからいうと、
自分の好きなもの、好きなところ、
どんな人といると楽しいか、どのような人に憧れるか

今まで楽しかった時はどのような時か
辛かった時はどんな時か

いつも気になることは何か
周りによくあるものは何か

もしもサッカー部とかスポーツやっているのなら
あらためてなんで好きなのか、なんで続けてきたのか
考えてみて。そしてそこで得たもには何か。

そんなことから始めてみようよ。

自分に問いを作っていく。そして、頭で考えずに書き出していく。
そのようなことから始めていくと、だんだんと自分が何を大事にしているか
どのような価値観なのか見えてくるから。

とにかく書き出す。
しっかり手書きでね。

なんといっても、書き出すことは脳に刺激を与えて
気づきや直観を得ることだから。

最初は、キーワードで書き出し、そしてなんでだろ?
どうして?とつなげていく。

それがまず一歩

就職活動の段取り的な下ごしらえはあるけれど、最初から方法にとらわれず
まずは自分に興味をもって、世の中に興味をもって。
好奇心や興味ほど、強力な活動はないから。


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