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#アスリートSNS本 は、セカンドキャリアを考えるきっかけになる本である

五勝出さん、ホットリンクの飯高さん、栃木SCのえとみほさんが出した「アスリートのためのソーシャルメディア活用術SNS」を読みました。

書いてあることは、SNSの歴史、種類などSNSのいろは的なことから、アスリートがSNSをすることのメリット、細かな活用事例、そして炎上対策までが紹介され、この1冊にかなりのことが集約されています。

しかし、この本はただのSNSいろは本ではありません。たとえば、試合結果、練習風景以外に何を投稿したらいいかわからない、という悩みに対して、自分の力で考えるきっかけをくれる本です。つまりセルフブランディング、さらにはセカンドキャリアを考えざるを得ない本になっていると思いました。

アスリートは現役中がボーナスタイムである

とくに第2章の「アスリートは現役中がボーナスタイムである」というページは同感です。

発信するタイミングや内容は気をつけなければならないですが、現役時代が一番ファンが注目してくれるし、見てくれるタイミングです。引退後にSNS頑張ろうと思ったら、持論ですが、かなりぶっ飛んだこと(ビジネス)をやり遂げるしかないと思います。

あとは、単純に周りの方は現役選手に価値を感じてくれているので、人が会ってくれる、興味を持ってくれるのは間違いないです。そこは現役時代と引退後で全然違います。

そして、アスリートは引退後すぐにビジネスで活躍するのは難しいです。実践知をビジネスに活かすためには、実社会の常識やノウハウに転換させるための翻訳作業が必要です。

現役時代からSNSでアウトプットする癖をつける

現役アスリートがSNSで発信するメリットはこの2つです。

①自分の言葉で自分のことを自分で綴れる。
②レース(試合)だけでなく、日常からの様子も自分発信できる。

SNSでアウトプットして、自分の振り返り、アウトプットすることでファンに与えられるものが大きいと思います。私の時代はアメブロ全盛期だったので、発信したとしても一方通行で、ファンとコミュニケーションを取るかんじではありませんでした。

でも、これって現役中になかなか気づけないことかもしれません。
練習も大変だし、疲れてる上に発信ってなるとそこまで考えられないかなと。だけど、現役時代の私に、自分の言葉で語ることが引退後のブランディングに繋がるよと言い聞かせたいくらいですね。考えることを放棄したらあかんで…と。

現役時代に、いろんなSNSに触れてどれが自分に合うか、続けられるか知っているといいと思います。みんながインスタやっているから、というより、ハマるSNSを探す感じですね。もしかしたらそれがYouTubeかもしれないし、音声配信かもしれないので。

SNSは新しい出会いが舞い込んで来る

私は現役時代、外との関わりを持とうとしませんでした。というかその余裕がなかったです。練習以外で積極的に人と会おうとしなかったので、陸上競技以外で刺激を得る、ということがありませんでした。

でも、SNSは外との繋がりを持てます。世の中にはこういう人がいるんだ、という知るきっかけになれます。

SNSで発信することは自分のためでもあるけど、応援してくれるファンの人のためでもあります。

本書を読むことで、セカンドキャリアを考えるきっかけになる本であることは間違いないと思います。

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セカンドキャリアでお悩みのことがあればお気軽にご質問ください。私でお役に立てることがあればnoteのエントリでお答えしたいと思います。また、私だからこそ話せることもあるので、女子スポーツ選手の生き方としての取材や実業団、教育機関でのセカンドキャリアの講演もしていきたので、ご興味ある方はぜひお声がけいただけると嬉しいです。

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