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STEP-0-11:高評価習慣(まとめ)

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学校の勉強は「テスト」の時の一発勝負。テストで良い点を獲得できさえすれば、そのテストに関する知識はテストが終わった瞬間、忘れても良かった。

さらに、学校の勉強では「一発逆転評価」というのも存在していました。たとえば「中間テスト」で、とっても悪い点数だった。その時の評価が一気に下がる。

ところが「期末テスト」で、その教科のテストの点数が「たまたま」であっても良ければ「できるようになったな」と中間テストの低評価はなかったことになった。

このルール。学校だけのルールです。ビジネスにおいて、この「今回良ければ、前回の悪かったことは【ナシ】になる」といった評価基準は存在しません。


お金をいただく以上「プロフェッショナル」という扱いになるのは当然のこと。たとえば プロ野球選手は「常に良い成績」を残さなければ「価値がない」と評価される。

前回ダメだったけれど、今回は良かった。だから、前回までのは「ナシ」で。なんてことにはなりません。「それまでのトータルな成果の積み上げ」のみが評価対象。

結局「常に成果が出せているかどうか?」以外、何も評価されません。さらに「スタート時点から、徹底的に成果が出せているのか?」を徹底的に累計評価され続けます。

それが新人選手なら「成果が出るところまで、バカになって「手を付けるスピード+改善量」×「練習量」×「練習の質」の優先順位で、突き抜けた練習をしているのか?」


この「行動量のみ」が、評価の対象となっているのです。これは「お金をいただくプロのビジネスマン」でも同じです。「成果が出るレベルまで突き抜けているか?」

「成果が出るレベルまでバカになって行動を積み重ねているか?」が最重要視されます。「間違えないように」も「失敗しないように」も 後回しにできているのか?

練習段階では、まだ できない。それは当然です。問題は「期限」に間に合わせるように期限内に「バカになって練習し、一気に できるようになっているか?」です。

「この期限内に一輪車に乗れるようになりなさい」という指示があったら、期限が来た時点で「私なりにガンバったのですが まだ乗れません」では話にならないのです。


ここで「ビジネスならではの得するルール」をご案内しておこうと思います。学校の「テスト」は「カンニング禁止」。カンニングがバレた時点で受験資格さえなくなる。

ところがビジネスは「カンニングOK」。なんなら「カンニングは義務」とさえされているのです。たとえば、こういうことです。「5人チームで参加するクイズゲーム」。

出される問題は「英語」「国語」「数学」「理科」「社会」。それらの答を「5人がカンニングしながら答を書いて良い」というルール。これがビジネスのルールです。

こういう時、もっとも高い点数がとれるチームは「英語がムチャクチャ得意な人」「国語がムチャクチャ得意な人」と、それぞれの科目が得意な人たちを揃えておけばいい。


「英語はウルトラ得意だけれど、国語、数学、理科、社会は全然ダメ」「国語はウルトラ得意だけれど、英語、数学、理科、社会は全然ダメ」という人たちのチーム。

それで良いのです。「英語の問題」が出たら「英語が不得意な人たち」は「その問題がわからなくても、ここの答は、これ、と英語が得意な人から教えてもらった答を わからないまま書く」

全員が、そうすれば、このチームが最高得点をとることは可能です。逆に「自分はカンニングしない」なんて人が1人でもいるチームは、カンタンに負けてしまいます。

答を教えてもらったら、その人が不得意な教科の問題で困った時に、その人が良い点をとれる答を自分が教える。というカタチで「ギブ&テイク」をすれば良いだけです。


ただし「自分は正解を教えてもらうばかりで、自分に得意な教科がない。自分にはお返しするだけのものがない」という場合は、そのチームに入ることはできなくなります。

実際、これが「組織が組織である根本」です。上司や先輩に「カンニングしなければならない」のは当然。そして、答を教えていただいたら「何かしらのお返し」が必要。

例えば「掃除を引き受けて徹底的にツヤを出す」とか「徹底的に元気でいる」とか「徹底的にゴキゲンでいる」とか「上司や先輩がたが 超得意ではないこと」をガンバる。

この時「周りからバカにされようとも、バカになって突き抜けるレベルでガンバるクセを自分のものにする」というのが仕事や恋愛で成功する秘訣なのです。


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