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海外Top Tier VCのポートフォリオまとめ②Kleiner Parkins編(toC向け①)

"海外Top Tier VCのポートフォリオまとめ"の2発目はKleiner Perkins編をお送りします。第1回目はtoC向け投資先をご紹介していきます。
一部B向けかと思われる企業も入っていますが、Kleiner Perkinsの自社サイトの通りご紹介していきます。

では早速いきましょう。
※各企業の調達に関してはCrunchbase記載の最新の調達ラウンドを記載しています。(※タイトル写真はKleiner Perkinsのコーポレートサイトより引用)

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"海外Top Tier VCのポートフォリオまとめ"の第一回目、Andreessen Horowitz編はこちらから観れます。(toC向け編toB向け編
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②Kleiner Perkinsの紹介

Kleiner Perkins(Twitterのリンクはこちら)は1972年に設立された米国ベンチャーキャピタルで、設立時は代表4名の名前である Eugene Kleiner、Tom Perkins、Frank J. Caufield、 、Brook Byersの名前からKleiner, Perkins, Caufield & Byers (KPCB)として設立された。

過去の主要投資先は、Amazon.com、Twitter、Google、Facebook、JD.com、Spotify、Slack、Uber、Square、Peloton、DocuSign、など世界的にも名だたる企業へ投資している。

現在の投資家陣は、パートナーのMamoon HamidIIya Fushman、Wen Hsieh、Buckey Moore、Ted Schlein、InvestorのAnnie CaseJosh CoyneMonica Desai Weiss、Haomiao Huangの9名で構成されている。

Kleiner PerkinsのHPには彼らの投資方針や今後のテクノロジー動向を記したブログ記事等が数多く掲載されており、毎年アップデートされる「Internet Trend」は有名。


Kleiner Perkinsのポートフォリオ紹介(toC向け)

Affectiva(AI×感情認識)


AIによる感情認識ソフトウェアを提供、自動車のドライバーや乗客の顔と声をリアルタイムで読み取り認知状態を特定。また、マーケティング分野においては顧客のバイアスがかからない深層心理を読み取り企業のマーケティングに活かすプロダクトも提供。感情認識AIの分野におけるリーディングカンパニー。


2009年設立、SeriesB-$26Mを調達(2019/4/11公表)、累計調達額約$60M
Kleiner PerkinsはSeriesA Roundのリードインベスター、SeriesB RoundはAptivがリードインベスター、その他の株主はPegasus Tech VenturesHorizons VenturesKantar ConsultingMyrian Capital、等

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Affectiva社のコーポレートサイトより引用)


airbnb(民泊プラットフォーム)


言わずと知れた民泊分野の世界的なリーディングカンパニー。2020年中のIPOを予定していたがCovid-19の影響により、財務状況が悪化。一方で先日のBloombergでのインタビューにおいてCEOのBrian Cheskyは2020年IPOの可能性を示唆した。今までのバケーション用途とは異なり、所謂 "woek from different home"の需要が新たに急増したと言い、業績も緩やかに回復の兆しを見せている模様。


2008年設立、SeriesF-$448Mを調達(2017/3/9公表)、累計調達額約$4.4B
主要な投資家はCapitalGTCVFirstMarkGeneral AtlanticHillhouse Capital Group、Tiger Global Management、Y CombinatorSequoia CapitalGreylock PartnersGeneral Catalyst PartnersAndreessen Horowitz等の名だたる投資家陣が名を連ねる

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airbnb社のコーポレートサイトより引用)


Airtime(友人複数人×ストリーミング動画視聴)


友人複数人でストリーミング動画や音楽を共有しながら見ることができるソーシャルプラットフォームを提供
2012年の調達以降は資金調達は実施しておらず。昨今のCovid-19によるビデオチャットの需要増では、Housepartyやモバイル画面共有アプリのSquadなどが人気を集めている。Airtime自体はあまり取り上げられている様子はない。


2010年設立、SeriesB-$8Mを調達(2012/6/11公表)、累計調達額約$34$
Kleiner PerkinsはSeriesB Roundのリードインベスター、その他の株主はSocial CapitalGVAccelAndreessen Horowitz、等

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Airtime社のコーポレートサイトより引用)


AngelList(エンジェル投資家と起業家のマッチング)


スタートアップへの求人情報の掲載+個人投資家と起業家を繋げるマッチングプラットフォームを提供。SlackやPelotonなどIPOした企業も含め10万社以上のスタートアップ求人情報から自分に合った企業を探すことができる。

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ちなみに、各ファンドのパフォーマンスを他ファンドと比較可能な「VC Fund Performance Calculator」を開発した。登録せず使用できるようなので使ってみてはいかがでしょうか。


2010年設立、SeriesB-$2M(2015/3/9公表)、累計調達額約$26M
Kleiner Perkins以外の投資家はAtlas VentureGVSOSV

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AngelList社のコーポレートサイトより引用)


audius(音楽×ブロックチェーン)


ブロックチェーンを用いた音楽ストリーミングサービスを提供。アーティストの音楽配信がメインのサービスで、アーティスト自身がAudius内に自分のライブラリを自由に開設出来、ユーザーはアーティストと直接やり取りが可能。ブロックチェーンを用いていることでアーティストの著作権保護を行える点が強み。
deadmau5やRezzなどの世界的に有名なアーティストも参加している。

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2018年設立、SeriesA-$5.5Mを調達(2018/8/8公表)
SeriesA RoundはGeneral CatalystLightspeed Venture Partnersがリードインベスターを務めた

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audius社のコーポレートサイトより引用)


Azarus(ゲーム実況者とユーザーをブロックチェーンで経済圏化)

ゲーマーと視聴者を繋げるGame Challenge Networkを提供。プレイヤーは独自の質問(ex. 試合中に何人キルできるか?など)を設定し、ゲーム実況中にそれに答えた使用者が正解した場合報酬を得ることができる仕組みで、Twitchiベースのゲーマーとユーザーの新たな経済圏を創作している。これによりゲーム実況におけるエンゲージメントを高めている。得た報酬はゲーム内でのアイテム等に課金できるようになる。


現在は、Rainbow Six | Siege™World of Tanks™でβ版が実装されている。


2018年設立、Seed-$1.8Mを調達(2019/6/5公表)
Kleiner Perkins以外の投資家はGalaxy Digital LP、SVK Crypto、Animoca Brands

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Azarus社のコーポレートサイトより引用)

better.com(住宅ローンのトータルソリューション)


住宅ローンにおける金利の見積もり、ローンの申請、必要書類への署名までを全てオンライン化。手数料も無料に。マネタイズ方法としては住宅購入者と住宅ローン債権を購入する金融機関とをマッチングし、金融機関がBetter.comに手数料を支払う仕組み。


2014年設立、SeriesC-$160Mを調達(2019/1/31公表)、累計調達額約$260M
SeriesC RoundのリードインベスターはActivant Capital、その他の株主は
Goldman Sachs、Citi Group、Pine Brook Partners、等

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better.com社のコーポレートサイトより引用)


BorderX Lab(中国市場への越境EC展開プラットフォーム)


グローバルブランドを対象にした中国市場向けクロスボーダーモバイル ECプラットフォームを提供。支払い、ロジスティクス、マーケティングサービス、北京語でのコンテンツ作成などグローバル小売企業の中国進出を包括的にサポート。手数料は販売取引額の30%を徴収


2013年設立、SeriesB-$20Mを調達(2018/5/10公表)
Kleiner PerkinsがSeriesB Roundのリードインベスター、その他の株主は
iFly.vcWelight CapitalHillhouse Capital Group、等

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BorderX Lab社のコーポレートサイトより引用)


brex(スタートアップ向けコーポレートカード)


スタートアップ、Eコマース事業者、ライフサイエンス事業者、等の一般的に与信の足りないとされる事業者にコーポレートカード、支払い管理ツールを提供。
独自の与信アルゴリズムにより個人保証を取らずに既存の金融機関よりも高い与信枠と迅速な審査プロセスを実現した。年会費は無料。


2017年設立、SeriesC-$100Mを調達(2019/6/11公表)、累計調達額約$582M(Debtを含む)、2019/6時点での企業価値は26億ドル(約2800億円)
SeriesC RoundのリードインベスターはKleiner PerkinsとGreenoaks Capital、DST Global、SeriesB RoundはY Combinatorが、SeriesA RoundはRibbit Capitalがリードインベスターを務めた

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brex社のコーポレートサイトより引用)


Bulletin(ネットショップブランド×小売店卸・仕入)


実店舗を持たないオンラインブランドの商品を既存小売店が卸し売り。製品が60日以内に販売されない場合は、無料で返品可能となり、リスクなく小売店はブランド商品を販売ができる。ブランド側は新製品の実店舗販売やマーケティングテストをいつでも可能に。
注文料金の10-15%を手数料としてブランド側から得るモデル。


2015年設立、SeriesA Round-$7Mを調達(2019/7/15公表)、累計調達額約$9M
SeriesA RoundはFoundation Capitalが、Seed RoundはNotation Capitalがリードインベスターを務めた

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Bulletin社のコーポレートサイトより引用)


BUMP(ストリートウェアP2Pマーケットプレイス)

ストリートウェア、スニーカーの特化したP2Pマーケットプレイスを運営。2019/4時点での登録ユーザー数は約200万人。(日本は現時点では未対応)収益源は売り手から取引手数料として6%を徴収。
ストリート系に特化したサービスは他にも多く、例えばインスタグラムのUIを模したソーシャルコマースであるDeppopやスニーカーに特化したECのGOATstock X、ストリートウェアのECであるGRAILEDなどがある。


2017年設立、SeriesA-$7.5Mを調達(2019/4/10公表)、累計調達額約$9.4M
SeriesA Roundはe.venturesが、Seed RoundはKleiner Perkins、Y Combinatorがリードインベスターを務めた

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Cameo(インフルエンサー×動画コマース)


有名人やインフルエンサーからのパーソナライズメッセージ動画を販売するマーケットプレイスを提供
これまでに100万本以上のメッセージ動画を販売しており、母の日には一週間で7万本の動画が購入された。
また、Covid-19によるZoomの普及を受け、先日新たな取り組みとしてお気に入りの有名人とZoomでの10分間のグループチャット(w/顧客は最大友人4名)が可能な機能がリリースされた。

芸能事務所などとの兼ね合いはありそうだが、日本でもこの手のサービスは需要が期待できそうだ。


2017年設立、SeriesB-$50Mを調達(2019/6/25公表)、累計調達額約$65M
SeriesB RoundはKleiner Perkins、SeriesA RoundはLightspeed Venture Partnersがリードインベスターを務めた。その他の株主はSpark CapitalBain CapitalPritzker Group Venture Capital

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Cameo社のコーポレートサイトより引用)

Codecademy(プログラミング学習)


オンライン上でインタラクティブなプログラミングの学習講座を展開。基本的には無料で利用できるが、月額約$20のProコースではより質の高い講座を受けられるように。また$240/人で法人向けにもサービスを展開し、GoogleやFacebook、IBMなどが導入している。

HTML & CSS、Python、JavaScript、Java、SQL、Bash/Shell、Ruby、C++、R、C#、PHP、Go、Swiftなど幅広く網羅されている。また、Web Development、Data Science、Computer Science、Developer Tools、Machine Learning、など職能別にも学習可能。
英語が苦手でない方は一度試してはいかがでしょうか。

2011年設立、SeriesC-$30Mを調達(2016/7/12公表)、累計調達額$47.5M
その他、Index VenturesやUnion Square Ventures、Prosus&Naspersなどが当社に投資

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Codecademy社のコーポレートサイトより引用)

Coursera(大学教育のオンライン化)


世界中の有名大学や有名企業の学習コースをオンラインで提供。スタンフォード大学、ペンシルベニア大学、企業ではGoogleやIBM、Boston Consulting Group、Goldman Sachsなど、世界50か国、213のパートナー、4,478のコース(2020年6月末時点)を提供している。
ビジネス、コンピューターサイエンス、データサイエンス、言語学習などの科目を一流講師によるオンデマンドビデオ講義のストリーミングで視聴可能に。学習コースだけではなく、修了証や学位を得ることができるコースもあり、自身のスキルアップや転職活動に活用することができる仕組み。
通常のコースは月額$49から。修士や学位が取得可能なコースは$2,000~9,000で、また2時間で受講完了可能な入門コースは$10から利用可能

特に米国では大学・大学院での成績や具体的なスキル等が就職・転職活動時に重視されており、その点が日本市場とは大きく違う。この規模感で同モデルを輸入するのは難易度が高い感覚がある。

2012年設立、SeriesE-$103M(2019/4/25公表)を調達、累計調達額$356.1M
その他、New Enterprise Associates等が投資

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Coursera社のコーポレートサイトより引用)

DoorDash(フードデリバリー)


言わずと知れた有名フードデリバリー企業。2020年2月末時点でSECにForm S-1を提出しIPOに向けて準備をしていることが報じられたが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大を背景にIPOを延期し、Post160億ドル(約1兆7,000億円)のラウンドを実施したことが明らかになった。
2020年5月時点で、Uber Eatsの市場シェアは22%、Grubhubは23%、Postmatesは10%、一方DoorDash(ドアダッシュ)のシェアは45%と圧倒的な業界一位をキープしている。
業界一位の座を狙いたいUber EatsはGrubhubの買収交渉を行っていたが、独禁法懸念により交渉を断念。先日、オランダの大手フードデリバリー企業で欧州全域において事業を展開するJust Eat Takeawayが73億ドル(約7,800億ドル)でGrubhubを買収することに合意した。両社は証券取引所に上場しており、単純計算約100億ドル(1兆円規模)の会社が新たに誕生する。

Kleiner PerkinsはSeriesB Roundにてリードインベスターとして参画。その他にはSequoia Capital、Khosla Ventures、Y Combinatorなど著名VCが名を連ねる。Softbank Vision FundもSeriesD Roundでリード投資をしている。
フードデリバリー業界の行く末、今後の動向に注目していきたい。

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DoorDash社のコーポレートサイトより引用)

duolingo(外国語学習プラットフォーム)


ゲーム感覚で習得できる外国語学習プラットフォームを提供。約40か国の言語を無料で学ぶことができる。日本からは英語と中国語のみの対応だが、約150万人が登録をしている。
マネタイズモデルは広告収入と$7/月の有料プラン。Techcrunchでの報道によると有料プランは100万人を超え、収入は通年換算で1億4000万ドル(約149億8000万円)となったとしている。これに広告収入が加算される。
2109年12月時点でvaluationは15億ドル(約1605億3000万円)のユニコーン企業。直近では2020年4月にGeneral Atlanticから1000万ドル(約10億7000万円)の資金を調達している。

Kleiner PerkinsはSeriesC Roundのリードインベスター。その他の投資家にはNew Enterprise AssociatesやAlphabet傘下のCapitalGなどが名を連ねる。

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duolingo社のコーポレートサイトより引用)

Enjoy(モバイルストアデリバリー)


提携ECで購入した電子機器を、専門社員が顧客の指定した場所、時間に届ける。「家電を購入したが使い方が分からない。」や「iPhoneを購入してみたが使い方がわからない。」などの不安を持つユーザーに対して専門知識を持つその道のエキスパートが自宅へ商品を持参しその場で対応してくれる、Online to Offlineを実装したサービス。
主に米国、カナダで展開しており、提携ブランドはAT&T、BT、EE、Rogersなど。
顧客体験を非常に重視しており、パーソナライズされたサービス提供で高い評価を得ており、「信頼できる身近なテック友達」を顧客に提供している。「パーソナライズドコマース」という分野が近々日本にも到来するのかもしれない。

2014年設立、Kleiner Perkins、a16z、Oak Investment Partners等が出資。累計調達額は$230M

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Enjoy社のコーポレートサイトより引用)

EPIC GAMES(ゲーム×エンジン)


人気バトルロイヤルゲーム『Fortnite』とチャットアプリ「Houseparty」を所有。また、リアルタイム3D制作プラットフォームである「UNREAL ENGINE」を提供。
Fortniteの登録者数は2020年5月時点で3億5,000万人を突破しており、米国の人口をも上回る規模。人気ラッパーであるトラヴィス・スコット×『フォートナイト』は1230万以上(東京の人口よりも多い!)のユーザーが集い、バーチャルコンサートの「歴史的転換点」として業界に衝撃を与えた。
また、「UNREAL ENGINE」は無料で使用でき誰でもゲームが開発可能なプラットフォームである。(粗収入が 100 万ドルを達成するまでロイヤリティが免除。)ファイナルファンタジーやドラゴンクエスト、ストリートファイターなど数々のタイトルで利用されている。2021年後半にリリース予定の「Unreal Engine 5」では映画並みの高解像度のグラフィックが実現できるように。動画で見れば分かりますが、かなりのリアリティ度で現実世界にいるような感覚でさえある。


2020年6月現在、約8億ドルの調達ラウンドを実施中であり、評価額は約170億ドル(約1.8兆円)と報道。Kleiner Perkinsの他にはTencentやKKRが出資をしている。

3Dのバーチャル空間において第二の自分として生活をすることができる。最近流行している「あつ森」もそうだがこうした「メタバース」市場は今後より大きくなると期待です。

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EPIC GAMES社のコーポレートサイトより引用)

fabfitfun(アパレルBoxのサブスクリプション)


$200以上の商品がシーズンごとに届く女性向けサブスクリプションサービス。料金は$49/シーズンで低価格。顧客は選択肢の中から自分の好きな商品を自由に選び自分だけのboxを作ることができる。
2019年11月時点の情報によると、サブスク会員は約100万人、売上高は300億円を超えるという。

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同社は、boxをシーズンごとに届けるだけではなく、VIPフラッシュセールへの参加や限定のデジタルコミュニティへの参加権など、より良い商品との出会いを高めるような会員特典を提供している。
また、動画メディアfabfitfunTVを自社で運営しており、「シーズンごとに提供される商品をどのように利用するか?」「どう活用するか?」を動画を通して紹介し顧客のロイヤリティを高めている。fabfitfunコミュニティを通してメンバーである女性たちの真の結びつきを提供している。
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創業者であるはKatie Rosen Kitchensは、以下のように述べている

"When most brands talk about community, they’re usually talking about their social media following,” she says. “But social media is also a kind of inauthentic version of the world.”
Though the company has a healthy social following, it goes deeper by providing members with a forum to exchange product reviews, give life advice, and form real bonds with each other. “Women are on there day and night talking about the box and the product, but also sharing photos of their pets and their kids, advice for ways to ease anxiety, and forming in-person meetups across the U.S., Canada and the UK,”

単なる商品の購買だけではなく、ストーリーテリングを含めた体験価値の提供、そしてそれらを通した女性同士の真の結びつきを深めるコミュニティ運営が同社の強みであり、かつこれからのデジタルネイティブ層の求めるところであろう。情報にあふれこの結びつきの深さが薄まる今の時代だからこそ求められるサービスなのかもしれない。

2019年1月にKleiner Perkinsより$80Mの資金調達を実施、その他の投資家はNew Enterprise Associates、500 Startupsなど。

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fabfitfun社のコーポレートサイトより引用)

Feather(家具のレンタル)

家具のレンタルサービスを提供。NY、Los Angeles、San Franciscoで利用可能。主なターゲット層は20代から30代。サイト内で選ばれた家具は1週間以内に自宅へ届けられ、セットアップも同社が担う。
家具の月額料金+配送料と組み立て料がかかる。月額$19のプレミアムプランに加入すると配送料と組み立て料金は無料になるメンバーシップモデル。
Y Combinatorの同社CEOへのインタビュー動画があるので良かったら見てみてください

2020年2月にCobalt Capitalから$30Mを調達。累計調達額は$46M。その他の投資家にはNew Enterprise Associates、Bain Capital Ventures、Sparks Capitalなど

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Feather社のコーポレートサイトより引用)

以上、Kleiner PerkinsのC向け投資先20社をご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
感想やコメント、訂正箇所などあれば、Twitterアカウントはこちら、FacebookアカウントはこちらまでDM等でお気軽にご連絡ください!いろいろな方とお話ししてみたいです。

やや分量が多くなってしまったので次回は5社ずつ程度を複数回に分けてをご紹介できればと思います。引き続きよろしくお願いいたします。


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