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#9 宝くじは買わないと当たらない~サバ④

この続きから…

退職して1年が過ぎた頃の話。

ありがたいことに,定期的に自分の得意な数学やキャリアという領域で,お仕事は頂けているが,あくまでそれはオファーがあってそれを受けているという状態で,自分から何か新しいチャレンジをしているという手ごたえが薄く,このままでいいのか…という思いが渦巻く。

※今振り返れば「自主性」はあるものの「主体性」がない状態。

そんな時育休スクラの同期との1on1を通して,悩みを分解し,考えるに昇華することができた。考えると,次に取るべき行動まで見えてくる。

先生に連絡を取ってみよう

前職の時に知り合った女子高の先生に,「将来的には,若い女子たちにキャリアの視点を持ってもらい,そこから逆算して進路を考えてもらえるような活動をやっていきたい」と懇親会の席で話したところ,とても盛り上がったことがあった。

それから1年後,会社を退職する直前にその先生から「女子高校生にキャリアの視点を持たせたいのだが,何かよい情報はないだろうか?以前懇親会の席で話したことを思い出して…。」と連絡くださった。

その時は,私の中でまだ情報が体系立てられていなかったため,先生にぼんやりとした回答しかできなかった。そのことが何となく心に引っ掛かっていた。

サバティカルタイムが1年経過し,自分の中でも情報がストック,整理されてきたこともあり,今ならもう少し具体的な回答ができそうだという見込みもある。
一方で,最後の連絡から1年以上が経過しており…連絡を取るのも今さら感が否めない,という気持ちもある。

【脳内分解図】

先生に連絡を取ったとき/取らなかった時を分岐させて考える。
取ったとしても,企画の実現までにたどり着けない可能性は高いが,
取らなかったときは,可能性は0でしかない。

そう整理したら,取るべき選択肢は1つ=連絡する。

女子高校生のキャリア支援に関してその後,何かお手伝いできないかと提案したところ,キャリアワークショップの企画が前に進み出した。

もちろんやりたいことに近づいたことは嬉しかったが,加えて,これまでの受けの姿勢から,攻めの姿勢を取れたことは大きな自信につながった。

宝くじは買っても当たらないかもしれない…
でも買わないと当たらない。
まずは,買ってみる。

それが大切だなと,改めて感じた一件だった。

ちなみに,宝くじの一等が当たる確率は,1000万分の1(笑)



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