【14芝居#13】ラブレターを許して
こんにちは、会社員役者のかのんです。
オンライン一人芝居上演まで後2日。ドキドキしてきました。
これまでの作品づくりの記録は↓にまとめています。
突然ですが、演劇は3つの要素で構成されていると言います。
１つ目は役者。今回一人芝居のため、役者は私一人です。
２つ目は舞台。先日自室を整えました。
そして、３つ目の要素は、観客。
そうです。観客がいなければ成り立たないのです。
zoomでの一人芝居、という制限がある中で作りあげられる作品がどんな物か。普段仕事の会議ツールとしてしか使わないzoomをどう使うのか。是非、多くの人にみていただきたいと思っています。
なぜ、この作品を観る必要があるのか？
お誘いをお送りする際に考えたい事が「なぜこの作品を見る必要があるのか」という理由は人それぞれ違うということ。
例えば、「この人の出る作品なら漏れなく観たい！」というファンがいたとします。その人が作品を見る理由は「この人が出る最新作が見れるから」です。
またあるところに「この人の事気になるけど、いまいち何をやっているかわからないんだよな」という人がいたとします。その人が作品を見る理由は「この人の活動やスキルを確認できるから」だと思います。
またまたあるところに「特に芝居を見たことはないけど、普段zoomを使って仕事をしている」という人がいるとします。その人に作品を勧めるときには「普段の仕事ツールであるzoomとその周りに機材でちょっと遊んでみました。良かったらアイディア盗んでいきませんか？」というようなメッセージがいいかもしれません。
このように、その人その人によって作品を観るきっかけは異なります。ここを理解していないとただコピペ文章を送り続ける厄介なメルマガ扱いをされかねません。要注意です。
ラブレターは愛情を込めて
ラブレターを書いたことはありますか？
ラブレターを書くのはなぜですか？
おそらく、
・相手に自分の気持ちを届けたいから
・相手と近づきたい（付き合いたい）から
というような理由を持って書いているかと思います。
舞台のお誘いも同じです。
相手に自分の気持ち、情報を伝えて、行動を誘いたいから送っているものです。
ラブレターを書くときに、インターネット上で見つけたサンプル文章や、少女漫画にあるセリフをそっくりそのまま送る、なんてことはないですよね。きっと自分の言葉で、自分の想いをどう伝えるか、こう言ったら相手はどう思うだろうか、嫌われてしまわないか、色々と考えて手紙を書くと思います。
それが舞台のお誘いになった途端、急に雑になる人が多いのです。
小学生の頃から演劇に関わってきたこともあり、日々昔の知り合いから公演のお誘いが届くのですが、残念なお誘いをよく見かけます。
いくつかパターンを紹介します。
①登録していた事を忘れていたサイトのメールマガジンパターン
LINEの通知が届いた。
開くと「ああ、懐かしいな」と思う名前。
二人で会った思い出は全くないし、どんな人だったかもうろ覚えだけどなんの用だろうと開くと、「かのん、久しぶり！」の一文目以降、無機質なコピペ文章で舞台の宣伝。そっと、削除した。
②だめって言ったらどうする？
LINEの通知が届いた。
相手は半年に一回くらいの頻度で舞台の宣伝を送ってくる直接話した記憶がない後輩。でも今回はいつものコピペ文じゃないようだ。
なんだろうと思って開いてみると、
「お疲れさまです！今度やる舞台の宣伝送ってもいいですか？？」
うーん。私はノルマ稼ぎのためのコマとしてしか見られていないんだな。
切ない気持ちを胸にそっと削除。
③通知がうるさい公式LINEってブロックしませんか？
返信をしていないのに何度も同じ人から追いLINEが届く。
開いてみても最初の一文に「本番が近づいてきたので改めてご連絡です！」と添えられたのみでその先は全てコピペ文の舞台の宣伝。
一時期はいい同期だと思っていた時期もあったんだけどな。申し訳ないけど、ブロックしたくなっちゃうよ。
関係性とかはフェイク入れつつも、よくくる宣伝LINEの例を挙げてみました。これを反面教師にラブレターを考えたいですね。
下記ツイートにいいねを下さった方には、愛情込めてラブレター送りますので、受け取っていただけたら嬉しいです。
あらためてご報告です。今月29日(木)にオンラインで一人芝居をします。モノステ３回優勝記念にいただいた人生初のあて書き作品。ヒアリングで言った言葉は「強い女になりたい」。さて、どんなお話になったのでしょう…。10分程度の短編です。当日夜、画面の向こう側でお待ちしています pic.twitter.com/g6WdUqC7DU
— 松井花音｜7/29オンライン一人芝居 (@kanonmatsui) July 14, 2021
■応援お願いします！
今回のオンライン一人芝居のほかにも複数の形で表現活動に挑戦しています。「いいな」「今後に期待したい」と思っていただけましたら下記より応援いただけましたらとても嬉しいです。
■14日後に日の目を観るオンライン一人芝居
オンライン一人芝居のzoom番組「モノステ」にて、4回出場のうち3回視聴者投票1位！3回優勝の副賞として脚本家・映画監督の渋谷悠さんに、私の話をもとに完全新作の一人芝居台本を執筆いただきました。
7月29日(木)が、そのお披露目の機会。出演・演出・舞台美術・照明・音響はすべて私！今だからこそ生まれた新しい挑戦を是非ご覧ください。
モノスポpresents
モノローグ・オンラインステージ（略称：モノステ）
日時：2021年7月29日（木）21:00〜
場所：モノステzoom特設ステージ
※zoomが立ち上がります
予約：不要
料金：入場無料・投げ銭制
※出演順は3番目、出演目安時間は21:25頃〜です
※上演時間は10分程度です
■これまでのお芝居を観てみる
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