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夏に老けない”オーガニック的”野菜の食べ方とは?

りんごの断面が茶色に変色した画像を引き合いに出し、身体の中もこんな風に「酸化している」「サビている」なんて説明をどこかで見たことがある方もいらっしゃるでしょう。

今回、なぜ「酸化」をテーマにお伝えするかというと、夏はさまざまな要因が重なって酸化が加速しやすく、ひと夏で一気に老けた!なんてことが起きてしまう季節だからです。
でも大丈夫です。ここで助けになるのが、酸化に対抗する「抗酸化」成分を豊富に含む夏野菜! 
オーガニックだからこそのメリットもたくさんあります。夏野菜をきっかけにオーガニックデビューしませんか?
おいしくヘルシーに夏老化をSTOPさせましょう。

1.夏に老けるとは? 40歳過ぎたら気を付けて!


■身体の酸化について簡単に

身体をつくっている約60兆個の細胞が、「活性酸素」で傷つけられることにより、正常な働きができなくなったり、死んだりすることをいいます。
細胞の代謝が正常が行われないため、健康トラブルや老化、病気の原因を作ってしまいます。

例えば、下記のような不調や病気も酸化が原因の可能性があります。
●疲れが取れにくい、風邪を引きやすいなどの免疫力低下
●シミ、しわ、ニキビなどの肌トラブル
●疲れ目、白内障などの眼のトラブル
●肥満、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病
 など

皆さんは気になっている不調はありませんか?
40歳以上の方は、周りの同年代よりも老けるのが早いと感じたら、酸化の影響を大きく受けているかもしれません。

■「活性酸素」を過剰に発生させる原因は? 特に夏に注意すること
酸素を利用し生命活動を維持している人間は、生きているだけで活性酸素を常に発生させています。その一方で、もともと兼ね備えている「抗酸化」作用により活性酸素を消去して、バランスを取っています。

今問題になっているのは、消去できないほどの過剰な活性酸素を発生させる要因が外から取り込まれていること。

|過剰な活性酸素の発生源|
✓大気汚染、排気ガス
✓喫煙
✓残留農薬、食品添加物などの化学物質
✓食べ過ぎ、飲み過ぎ ➡ 夏に要注意!
✓睡眠不足 ➡ 夏に要注意!
✓ストレス ➡ 夏に要注意!
✓紫外線  ➡ 夏に要注意!
✓激しい運動

●夏老化の原因、要注意項目は4つ!
うだるような暑さと湿気を解消するために、ビールを水のように飲み、精をつけるといって焼肉を頬張ったり、熱帯夜が続き睡眠不足が慢性化するなど、ストレスが溜まりっぱなしの夏。
また、肌老化の約80%は紫外線が原因といわれ、秋になったらシミが急に増えたり、しわが深くなったり、鏡を見てびっくりすることがあります。

持って生まれた体内の抗酸化力は40歳頃を境にして右肩下がりで衰えていきます。
加齢とともに起こる自然老化に加えて、活性酸素が過剰な発生源を取り込んでしまうと、太刀打ちするのが難しくなります。

①活性酸素の原因をできるだけ避けて過度な酸化を防ぎつつ
②食品などから抗酸化成分を取り入れる
これが老化や病気を遠ざけることにつながります。


2.夏老化の救世主、夏野菜は加熱で抗酸化力100倍も!

■抗酸化成分たっぷりの夏野菜、色が濃いものを意識して選んで
私たち人間と一緒で、野菜などの植物も紫外線を浴びています。人間と違うところは移動ができなこと。その場でじっと耐えながら、酸化の原因である紫外線と闘った結果、自身を守るために抗酸化成分が生み出され、あの色鮮やかな濃い色になります。

◎色が濃い夏野菜といえば
・トマト
・なす
・パプリカ、ピーマン
・ズッキーニ
・ニガウリ
・明日葉
・オクラ
・かぼちゃ
・ししとう
・紫蘇

含まれる主な抗酸化成分は、ビタミンA・B群・C・E、カロテン、ミネラル類、ポリフェノール類などがあり、野菜によって含有量のバランスは異なります

活性酸素は何種類もあり、それに対抗できる抗酸化成分も決まっています。一つの野菜ばかりを大量に食べるよりも、多種多様な野菜をまんべんなく摂ったほうが、上記のさまざまな抗酸化成分を取り入れることができ、結局効率的に抗酸化作用が働きます。

■加熱で抗酸化力100倍も!
抗酸化成分は野菜の硬い細胞壁に閉じ込められ、人間の消化酵素では消化吸収できません。紫外線と闘った結果ですから、細胞壁も硬くなります。

その細胞壁を壊して抗酸化成分を取り出すには
「水から加熱にしてスープにする」
たったこれだけで野菜の抗酸化力が10~100倍(*)になります!
*参考:前田浩著『ウイルスにもガンにも野菜スープの力』『抗がん剤の世界的研究者が教える! 最高の野菜スープ』より。スープの詳しい作り方を知りたい方はこちらの本をお求めください。

さらに
ビタミンB群・Cなどの水溶性ビタミンは、スープに溶け出すので、そのまま飲めます。

もうひと手間
野菜を油で炒めてからスープにする

ビタミンE、カロテンなどの脂溶性ビタミンの吸収率がアップ!

もう、サラダだけではもったいないですよね?

暑い夏に加熱調理は、少々面倒だなと思った方もいると思います。
毎日が無理なら、まとめて調理し常備しておくのもよいでしょう。


3.オーガニック野菜を選ぶメリット3つ

①活性酸素の発生源である残留農薬の心配はほとんどない
せっかく夏野菜の抗酸化成分を取り入れても、一緒に活性酸素の発生源でもある農薬も身体に入れてしまったら、元もこうもないと思いませんか?
特に、トマト、ピーマン類は農薬を多く使っています。皮をむかずにそのまま食べますし、スープに残留農薬が溶け出すことを想像しましょう。

②オーガニック野菜は抗酸化成分の含有量が多いとの試験結果がある
野菜の抗酸化力のデータは地域、農場、環境、季節などの条件によって異なり、一概にはいえませんが、海外の試験でオーガニックのほうが多いとの結果があります。

③野菜そのものの味が濃厚、余計な調味料は不要で食品添加物も減らせる
総じてオーガニック野菜は旨みや甘みが濃く、香りがとてもよいので、必要最低限の味付け、シンプルな料理で風味豊かに仕上がります。
余計な調味料を使わずに済むので、活性酸素の発生源である食品添加物も減らせます。


私は毎年夏になると、とあるオーガニック農家さんからトマトをまとめ買いします。果肉の水分は少な目で味が濃厚、適度な酸味が爽やかでそのまま食べても極上なおいしさなのですが、トマトソースを大量につくって冷凍しています。
夏の身体に必要な抗酸化成分を凝縮したソースをストックし、いつでも摂れるのは有難いことです。自然の恵みと農家さんに感謝!

皆さんも夏老化、夏サビ対策にオーガニックデビューしませんか?
旬の作物を食べるというのは、その季節に必要な抗酸化成分などの栄養素を自然な形で摂れるということです。
夏野菜にサポートしてもらいながら、元気にお過ごしください!

オーガニック野菜の始め方は、こちらもご参考に!



最後までお読みくださりありがとうございます!


★私の自己紹介的なコンテンツです!
『オーガニック的食生活』をおすすめする21の理由


★オーガニック的食生活の具体的なビジュアルを見たい方は、私のインスタグラムもご参考に!

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noteはオーガニック的にゆるゆると更新していきます。
また、ここでお会いしましょう。

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