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恋愛弱者のアラサー女が結婚相談所に入会した話

小学校のときから勉強はできたし、友達も多くはないけれど、狭く深く、今でも続いているくらい仲のいい友達が一定数いてわりと楽しい学生生活を送ってきた。

社会に出てからも、「仕事できるね」と褒めてもらえることが多く、比較的順風満帆な人生に見えると思う。

ただひとつ、恋愛だけがずっと苦手だった。

本当に苦手なのか苦手という意識が強いのか、もはやわからない。
よくいう「ダメ男に沼っちゃう」「付き合っても続かない」とかそういうタイプではなくて、そもそも男性と付き合うことが基本的にできなかった。

もう30年くらい生きているけれど、お付き合いをした人は1人。
この人は私のようなパーソナルスペース激広人間に対しても警戒させず自然に距離を詰めるのが上手だった珍しいタイプの人。

この人と別れた後に、もう1人、普通に考えたら付き合えたくらいの距離感の人がいたけど、いろいろあって私から距離を置いてしまった。

本当に恋愛ができない。人を好きになるのも数年に一度、オリンピックレベル。好きになってもらうことも多分ほとんどなかったと思う。

別に女子校だったとかいうわけでもなく、普通に共学で、ずっと男性がいる環境だった。

さすがに恋愛だけこんなにできないのなんかおかしいなと思って、恋愛専門のカウンセリングを受けに行ったのが今年の1月。

話を聞いてもらううちに、元の性格とか学生時代のちょっとしたトラウマとか、影響しているものはいろいろありそうだけど、たぶん一番は家庭環境と父親との関係ではないかというところまで辿り着いた。

幼少期の家庭環境は崩壊していた。父親とはいろいろあって、もう20年近く会っていない。
特に会いたいとも思わないし、身内だという認識も正直ない。

傷ついていないようで、傷つきすぎて感情に蓋をしている可能性があるねと言われた。

あとは学生時代、明るくて可愛い女の子たちが多かった中で、自分はそういう扱いを受けないことが多々あった。
よりにもよってカースト上位みたいな女の子たちがたくさんいるコミュニティに属してしまって比べられたこともあったし、そういうのも結構男性不信につながっていたと思う。

いろんなことが絡み合って、男性と「パートナー」として距離を詰めることに対して、自覚している以上の抵抗があったことにカウンセリングを通して気づけた。

コロナ禍に入ってから2年くらい、恋愛や結婚のことはあまり考えないようにしていた。
その頃ちょうどキャリアに悩んでいて、自己分析や転職活動に勤しんでいたし、キャリア方面での自己啓発が楽しくて夢中だった。

多様性の時代だし結婚するもしないも自分の自由であっていい。
今でもそういう想いはもちろんあるけど、当時は半ば言い聞かせていたように思う。

去年転職して、キャリアを一歩進められた。
新しい仕事が少し落ち着いてきた頃、「次は婚活かな」とふと思い立った。

一人でいる人生が、なんとなく想像しきれてしまったのだと思う。
安定職からの転職をやりきったので、もう自分の人生は自分の手でどうとでもしうるなと感じた。

だからこそ、誰かとの人生を考えてみたくなった。
パートナーがいたときは、最初だったから心が乱されることもあって大変な思いもしたけど、それ以上に人生のあらゆる経験の中でも異常なくらい最高峰な幸福を感じていたことを思い出した。

また誰かと思い合ってみたいし、お互いの人生を観測して応援し合えるパートナーができたらいいなと思うようになった。

あと私は社会的には立場というか、生き様が強すぎて笑、このままずーっと一人でいたら常に戦闘モードで、どこかのタイミングでぷつんと糸が切れてダメになってしまうような予感もしている。

絶対的な味方が家にいる。私も絶対的な味方でいたいと思える。
そんな環境を、これからの人生の土台に据えてみたいなと思った。

マッチングアプリはもう何周もしたけど、そもそも関係構築をサボってしまうので続かない。
メッセージも途中で離脱してしまうし、会っても2回、3回と続かない。

なので意を決して結婚相談所に入ることにした。
こんなことを言うのはあまり良くないけど、人生のタスクを短期間で課金して、効率的に目標達成まで持っていける最良の手段だと思った。
ここまで追い込めばさすがにサボらないだろうと自分を信じて。笑

婚活に対するトレンドや、以下に結婚相談所婚活が合理的かという考え方は、「ナレソメ予備校」という結婚相談所のYouTubeでインプットしていた。(結局別のところに入ったのですが。)

結婚相談所のイメージを覆し納得感のある優良コンテンツが毎日配信されているので、見るだけでも自分の中で勝手に根づいていた常識がアップデートされると思います。

現時点で、結婚相談所に入会してからは累計4ヶ月ほど経ったのですが、すでに1回移籍をしています。
その話はまだ次の機会でできればと思います。

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