パフェの記録2020
2020年、大したことはなかった。精神状態も安定していて、普通に生きていることができた。良かった。
パフェをたくさん食べた。これまでの人生で、パフェなんてほとんど食べたことはなかったのに、今年の六月からの半年で十数杯のパフェを食べた。なぜパフェにハマったのかは置いておいて、とりあえず今年食べたパフェの記録を残しておきたい。
6月
資生堂パーラー
記念すべき一杯目のパフェ。本に出てきた『資生堂パーラー』で苺のパフェを食べたい!と思い、旦那を引っ張って行った。
なんというか、美味しくてびっくりしてしまった。苺が甘い、バニラアイスが上品で美味しい、クリームもさっぱりしている。そして何より美しい。インスタ映えなんて興味ないけれど、この美しさは間違いなく ”価値” だと思った。
帰り道、わたしは「パフェ美味しかったナ……また食べたいナ……」しか喋れなくなった。
青山フラワーマーケットティーハウス
お花屋さんのパフェ。薔薇のゼリーにバニラアイス。見た目が可愛い、そして何より香りが良い。甘さもボリュームも控えめ。お店が寒すぎたことしか覚えていない。薔薇を持って帰れるのが嬉しかった。
カフェ コムサ
照明の加減で光がぶわぁとなってしまった。アメリカンチェリーとチョコレート、合う。でも、パイ生地を砕いたやつが底にモソモソと入っていて、それにあまりテンションが上がらなかった。
モモブクロ
夜パフェ専門店。若い女の子、カップルばっかりのお店だった。ウイスキーをロックで飲むわたしは浮いていた。
見た目は可愛いのだが、全パーツ全部同じ味がして(甘い)、食べきるのが少々しんどかった。
7月
PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI
これはすごかったなあ……。
左はスイカに胡椒、アボカドにオリーブオイルと塩を合わせたもの。パーツごとの完成度もさることながら、爆発するエネルギーに圧倒された。
右、桃とわさび。辛みのないわさびの香りって華やかで、桃とすごく合う。というか、桃そのものが美味しすぎる。
8月
フルーツパーラーフクナガ
夏休み、「今日席空いています!」というツイッターの投稿を見て急遽行ってきたお店。一階が果物屋さん、二階がカフェという小さなお店。果物屋さんなだけあって、一番いい状態の果物を出してくれる。
手のひらに収まるくらいの可愛らしい大きさ。自家製の桃シャーベットがキュンとくるほど美味しい。
タカノフルーツパーラーパフェリオ
タカノのパフェ専門店。ファストフードのような手軽さでパフェを食べられる。桃も美味しかったけど、正直フクナガさんの桃の方が好みだった。
ただ、ミルクソフトが果物の邪魔をしない完璧な味で美味しかった。
果実店canvas
今でも思い出してため息をついちゃうくらい美味しかった。
生の桃ももちろん美味しいし、それ以上にパーツごとのバランスや説得力がすごい。紅茶でコンポートした桃と、チーズクリームアイスの相性が完璧。緑の部分、なんだろうと思いながら食べると、なんとずんだペースト。
このお店はまた行きたいと思いつつ、アクセスがあまりよくなくて行けていない。行きたい。
ビヤンネートル
月替わりのパフェを出しているお店で、満を持して八月に来訪した。
プラム、酸っぱい。元気になる酸っぱさだが、酸っぱいものは酸っぱい。それにまろやかな豆乳のブランマンジェを合わせている。かわいい。パフェグラスの底のパーツがきめ細やか。
9月
西村フルーツパーラー
渋谷のスクランブル交差点に面した老舗。
そんな場所に立地しているのに、客層が落ち着いている。そしてコーヒーが美味しい。
シャインマスカットも美味しかったけど、それ以上にシャーベットが美味しかった。
フルーツシェフ
果物を前面に押し出したパフェ。ド直球! 美味しい。
すごくこじんまりしたお店で、お店の方もフレンドリー。いちじくってこんなに美味しいんだなあとびっくりした。このお店も別のフルーツのときにまた行きたい。
srecette
常設店ではなく、パフェ作家の方が不定期で出店しているパフェ。
見た目だけでは何のフルーツかわからないかもしれないけど、食べた瞬間に驚くほど美味しい。決して大きくはないのに、ありとあらゆるパーツに無駄がなく、どう組み合わせて食べても最高に美味しい。
遊び心が詰まっている。旦那曰く「これが一番美味しい」。
10月
パフェバーagari
栗と洋梨。
今まで食べたパフェの中で一番ひとつずつのパーツが細かかった。それがパフェグラスの中で混ざったときの食感があまり得意ではなかった……。
見た目はすごくかわいい。いつかリベンジしたい。
11月
千疋屋総本店
林檎と洋梨のパフェを食べに行ったら品切れだったので、やむなく秋が詰まったパフェを。
ぶどう、りんご、ようなし、全部美味しすぎて笑ってしまった。千疋屋……あんたはやはりすごい。中層の柘榴と下層の柿ソースがすごく美味しかった。
srecette
再びのエスルセット。
和梨のパフェと聞いて行ったけど、それ以上に栗とほうじ茶のふくよかさに惹かれる。やっぱりエスルセットさんのパフェは計算し尽くされた構成が見事で美味しい。果物以上に、パフェ全体で季節を伝えてくる。
12月
ビヤンネートル
再びのビヤンネートル。
洋梨とショコラと赤ワイン。ルレクチェ美味しい。
潔いほど前に押し出したワインやスパイスにやられる。そしてショコラジェラートがすごく美味しい。それをチャイのブラマンジェが相殺している感じ。
まとめ
半年で16杯のパフェを食べたらしい。
わたしがどうしてパフェ好きになったのかを長々書いてみたけど、あまりに胡散臭くなってしまったので消した。
とりあえず言えるのは、パフェの「旬」を逃さないように来年もいっぱい食べたいなということです(浅い)。
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