見出し画像

オルセー美術館

去年、ヨーロッパ旅行に行ってきました。
パリではルーブル美術館かオルセー美術館か?
悩んだ末、オルセー美術館にしました。
ガイドブックでは、ゴッホやルノアールや
絵画好きな私はもう、ワクワクです!!

でもでも。
本当は一番好きな絵画はミレー「晩鐘」なのですが、
ガイドブックには
ゴッホの「自画像」やミレーの「落穂ひろい」がおススメになっていて
まさか!「晩鐘」があるなんて知りませんでした。

すると、「落穂ひろい」のすぐ横にA4サイズの「晩鐘」が目に留まり
えええええええ?
ば、晩鐘がある!!!!

厳かに頭を垂れ、1日が無事に過ごすことができ
収穫も神の恵みに感謝をしているこの夫婦がなんと幸せそうに感じることだろう。当たり前の1日を当たり前と思わずにすべては神の恵みの元と
感謝をする、この夫婦の姿に

私は、この絵の前ではばかることなく号泣してしまいました。

ミレーが活躍した時代は裸婦が流行していて、ミレーの泥臭い絵は見向きもされなかったと言われています。裸婦の絵も嫌いではないです。
平面のキャンパスにいかに凹凸のある曲線を出せるかは技術だと思います。

凡人にはただの「エロス」しかありませんが・・・

そんな乱世の中、ミレーはただただ働く人にスポットを当て
働くことの尊さをいかに絵に込めれるかを追求していたのだと思います。

まさか、オルセーに晩鐘があったとは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?