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詩:水温


澄んだ湖沼に立つ
つめたくはない

三月の淡い陽差しにあらわれた私の影をみる

腕から指先にかけて
それは曖昧になり
臍から下は、ほどけ拡がっている

しかし消えてしまうことはないだろう
私という存在を刹那ごとに
焼き写し、証明してくれる

あなたの瞳が
春に連れさらわれてしまわぬ限り

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