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集客と誘客の3大要素③ POPの仕掛け1-3

おはようございます!!

ゴールデンウィークはどうお過ごしになられましたか?
もう、すでに子供さんたち、お孫さんたちが帰られた方は、寂しいみたいで、口では「せいせいしたわぁ~。やっと帰ったんよ~」なんておっしゃってましたが、間違いなく顔は寂しい感じでした。

最近は、最低気温も高くなってきたようで、日中との温度差も少なくなり少し安堵しています。

私の予想では、蒸し暑い夏がきそうな感じがします…。
去年よりも、帽子の売れ行きもいいので、対応間違わないようにしたいもんです!

はい!今日は「POP広告作成のポイント」についてお話しします。

POP広告作成のポイント

販促としてのPOPには商品のキャッチフレーズ、セリングポイント、価格などを表示します。
キャッチフレーズや商品説明には英語やカタカナ語、専門用語は使わず、だれにでも分かりやすい日本語が最適です。

そして文体は「です、ます調」のほうが親しみやすいです。
誤字脱字には気をつけ、当て字や「感じ(創作漢字)」、ギャル語、四文字熟語、一部の業界用語、差別用語は避けるべきです。

1枚のPOPの中に使用する漢字は全体の三分の一が適当で、漢字が多いと堅苦しく見えてしまいます。

たとえば、夏物→夏もの子供服→こども服のようにうまく平がなをミックスすると効果的です。

また、これらを表す文字の字体については、コンピューター(Windows)に標準搭載の字体(フォント)の中に印刷風も手書き風もありますから十分です。

A4判くらいの大きいPOPの場合には印字サイズの限度があり、拡大するなどひと手間必要となります。
文字の太さも効果に影響するので、字体や太さのバリエーションを増やしたい場合、コンピューターのアプリケーションソフトにはPOP文字専門のソフトもあります。

導入すれば、レイアウトまでさらに充実します。
明朝体は大きくても小さくても横画が細い字体なのでPOPには向いてません。

ただし、まじめな商品説明や、品質表示が必要な場合などは、明朝体できちんと表示されていると誠意が感じられて信頼感につながります。

また、手書きPOPでは統一感のあるレイアウトやスタイルが大切で、法則性のないバラバラなレイアウトの文字は誰にもアピールしません。

たとえキャッチコピーがよくても「へぇ~」で通り過ぎてしまいます。
垂直・水平線の中心軸に、斜めにキャッチコピーを配置するなど、戦略的なレイアウト構成にすると注目度が高くなります。

さらに、POPのデザインで欠かせないのが配色です。
当然視認性の高い、見やすくセンスを感じるものでなければなりません。

菓子や食料品では食欲をそそり、生鮮品では鮮度感、ファッション関連ではおしゃれ感、高級感では良質感を表現する必要があります。

食欲をそそるには自律神経を高揚する暖色系、鮮度感では暖色系でアクセントにグリーン、おしゃれさはトーンの組み合わせと背景処理で濃淡をつけ、高級感はディープ&ダーク系で表示しましょう。

その他、セールでは、セール価格を赤、オレンジ、黄色の暖色系、ただし食品アイテムではピンクは黄色味がかったコーラルピンクかサーモンピンクのみOK。

青味がかったピンクは買う気が失せてしまいますから、くれぐれも留意してください。

小売店必携のお助けカタログ誌『店研創意』(店研創意刊)などでは既製品のセール用シーリングビラなども扱っていますが、あくまでも汎用性のある既製品ですから自店のイメージに合うものをうまく選ぶ必要があります。

(シーリングPOPの吊り下げ方)

左右の穴にテグスを通して結んであると後で水平に調整しやすい

POPの設置方法と効果

POP文字は基本的には横書きですが、生鮮品、飲食、食品(特に和モノ)などでは縦書きもあります。

縦と横を買い場でうまく配置すると印象を強くします。
また、商品に直接つける場合は向かって左側に揃えるとか、ボディにディスプレーしてある服などにつける場合は向かって右胸に付けるとか、自店で独自のルールを徹底しておくことです。

またシーリングPOPを下げる場合、過剰に下げるのは逆効果です。
店内通路上にのみ下げるなどルールを決めておきます。

(文字の配色)

読みにくい配色(明度差小)
読みやすい配色(明度差大)
読みやすい改善した配色

トーンとの関係
POPに適した配色は視認性優先なのでどちらかといえばトーン・オン・トーン配色がよいです。
また、カマイユ配色などのようなトーン・イン・トーン配色は視認性が低くなるので適さないです。
*トーン・オン・トーン:同じ色相で明度差を大きくとった多色配色
*トーン・イン・トーン:色調を統一し、明度差を小さくした多色配色

補色配色(色相差大・明度差小)
同系色相配色(色相差小・明度差大)
補色配色(色相差大・明度差大)

この場合も、前から言っていますように「自店を遠くから見て見る」ことが大変重要です。

お客様から自店が、どう見えているか?
これが重要なのです。

セール時は、セールを行っていることを一番に伝えたいわけですから、セールPOPが役立つわけです。
何度も言いますが、「お客様から自店が、どう見えているか?」が一番大事なのです。

はい!
今日はここまでとさせてください。
これで、「集客と誘客の仕掛け」を終わりにさせていただきます。
明日から、「VMDに必要な【4つのE】と【4つのF】」というのをお話しします。
また明日お会いできるのを楽しみにしております。


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