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もはや「街」な巨大オフィスを一覧でまとめてみた!

こんにちは!

コロナで働き方が変わり、在宅勤務が進んできたねーとか言っているのにアメリカではもう一度オフィス回帰だぁ、とか言っている企業が多々でてきていて、そんな号令をかけている大手企業のオフィスをまとめて、メモを残しておきたいと思います。

これらオフィス回帰を主張している企業の言い分は、「どうやら在宅勤務は、やはり創造性にかけるのでみんな集まった方がいいね」、ということであり、でも家や余暇を過ごす場所とオフィスが遠いと、みんな通ってくれないから、お金のある企業はこれらをぜ~んぶまとめて開発しちゃおうみたいなことで、

その思考で開発しているオフィスが、もはや「街」な感じでおもしろいので、一覧でまとめてみました。

大きすぎて少しイメージ湧かないと思うので、東京ドームで表現すると、東京ドームは約5万㎡なので、以下列挙したオフィスは全て東京ドームよりは大きくて、20個分とか40個分とかのサイズになります。

1. Apple Park

これは2017年に完成しているので古いものですが、完成したときにはかなりの話題になりました。総工費5billionUSD(7,500億円)のオフィス。でも、まだオフィスの域をでておらず、街というところまではいってないですね。

場所:
https://maps.app.goo.gl/wGMLD3YLMudFMTE77
敷地面積: 708,200平方メートル(東京ドーム14個分)
特徴: 広大な敷地に充実したアメニティを備えたワーク環境を提供。

2. Google North Bayshore

カリフォルニア州マウンテンビューにあるノースベイショア地区を全面的に再開発し、7,000戸の住宅や商業施設も開発し、自然も残してオフィスはカーボンフリーでを目指したサステイナブルな街づくりにするとのこと。まさに、これはもはや「街」ですね。
まだ、行政からの承認が得られた段階ですが、これからの開発が楽しみです。

場所: https://maps.app.goo.gl/euRcss7vnAc9hwAT7
敷地面積: 620,000平方メートル(東京ドーム12個分)
特徴: 7,000戸の住宅と360の商業店舗を含むオフィスで20-30年かけて徐々に開発する予定。

マスタープラン概要


まだ行政からの承認が得られた段階

3. Walmart

ウォルマート発祥の土地で100万㎡の「街」開発が進んでいます。これだけの広大な土地は、もちろんオフィスだけでなく、家族と一緒に過ごせるような設計が多々されています。まさに職住近接ならぬ、もはや職住一緒の開発です。
オイルメジャーのシェルとかが、発掘している油田の近くに従業員を確保する為に、学校やスーパーや娯楽を住居とオフィスに併設する開発に非常によく似てますね。優秀な人材を確保するには、家族も含めた生活の充実を会社がどこまで作れるか、が大事になってきていますね。
こんなウォルマートも在宅ではなくて、みんなオフィスで働こうぜ!という号令がかかり、オフィスに来ない人からリストラ対象とのこと。

場所: カリフォルニア州メンローパーク
敷地面積: 1,031,400平方メートル(東京ドーム20個分)
特徴: 住宅ユニットとオフィススペースを組み合わせた複合施設。従業員のための快適な生活環境を提供。

家族が使えるジムも完備でウェルネス経営もしっかり


番外編

街というわけではないけれど、世界には特大オフィスや大きな建物がたくさんあります。

Surat Diamond Bourse(単体オフィス最大)

おそらく現在、単体オフィスで一番大きいのはインドにあるこちら。2023年7月に竣工してます。やはり、アメリカの「街」みたいなオフィスを見てから見ると、少し威圧感があり働き方やパフォーマンスも変わってきそうな気がしてきますね。

場所: https://maps.app.goo.gl/XFEijKNu5cDSQoLt5
延床面積: 660,000㎡(東京ドーム13個分)

芝パークビル(脱線)

東京にもこんな感じの威圧感ある単体オフィスがありますね。その名も「軍艦ビル」という呼称がついているものです。あんなに大きいオフィスなのに、上記の世界最大オフィスは、軍艦ビルの6倍近くありますので、その大きさのすごさが分かります。

場所: https://maps.app.goo.gl/bf52ph9n8XnCwfW47
延床面積: 102,312㎡(東京ドーム2個分)

新世紀環球中心(建物最大)

そして、脱線ついでに、世界最大の床面積があるので中国の成都市にある「新世紀環球中心」であり、商業施設を中心にオフィスやホテルやウォーターパークなんかも入っているひとつの建物とのこと。
いや~、すごいすごい!

場所: https://maps.app.goo.gl/66ixqMwcDJ7Jjiua6
床面積: 1,700,000㎡(東京ドーム30個分)

さて

集約により発展してきた世界の都市は、コロナによりオンライン化が加速して分散化が進むと思われましたが、実際起こっているのは、無作為でランダムな分散ではなく、集約したミニ都市の分散な感じが潮流です。

また、過去の都心中心部への集約は、行政と不動産デベロッパーが中心に進めてきていましたが、現在のミニ都市の分散は、デベロッパーではなく、消費者やスタッフを抱えている企業によるものであることはおもしろい傾向です。


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