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母の日には僕にロボット買ってね(…なんで?)

子育て中の みなさま、
楽しんでますか?
私は、宇宙一幸せな人生を送っています。
もちろん最初から こんな楽観的ではありませんでした。
この投稿では《私の子育て》を お話させていただきます。
賛否色々あるかと思います。
『これが正しいんです!』では、ないんです。
『私は こうやってますよ〜』と雑談させてください。
その中で、読み手の方が『これの方法はウチに合うかも』とか『うーん、私の性格上 これは合わないかな』とか とにかく自由に感じていただけたらと思います。
そして、読み終わった時 心が軽くなって、少し胸を開いて歩けるようになっていただけていたら嬉しいです。

自分が出産するまで、私は子供が苦手でした。
赤ちゃんを見ても可愛いと思ったことがなく
『動物の方が100倍可愛い』と真剣に思っていました。
そんな私が妊娠して、妊婦健診のエコー検査で
長男の顔を見た時『…私のお腹の中に 旦那がいる!なんだコレ〜』と大笑いしました。
エコー検査で見た長男の顔が、主人にソックリだったのです。
『子育て出来るかなぁ?言葉って あいうえおって教えなきゃダメなのか?』などと私なりに色々真剣に考え悩んでいました。

私は今で言うミニマリストでした。
備え付けの棚以外は置かない、部屋には たっぷり空間がないと落ち着かない、そんな生活をしていました。
子供が居ると オモチャや子供用品で部屋が
ゴチャゴチャになるんじゃ…と考えるだけで
勝手にイライラモヤモヤしていました。

そんなこんなで長男を出産。
自分のベッドの横にコット(産院のベビーベッド)に寝てる長男を見ていると、私の奥底に隠れていた母性が間欠泉の様に吹き出たのを覚えています。
『なんだこの小さいくて動いてるのは!』
『なんで こんな良い匂いなの?!』
『ふにゃふにゃだぁ♡』
などと、とにかく釘付けでした。
妊娠中に読み漁ったベビー誌ですが、出産の大変さは様々載っているものの『これ…聞いてなぁぁぁぁい!!』と面食らったのが、母乳を与える際に出来る乳首の傷でした。
生まれたての赤ちゃんですから、上手にオッパイが飲めないのは 今となっては当たり前。
ですが、初めての出産で私は『赤ちゃんはオッパイ飲めるのが当たり前』と思ってしまっていたのです。
どんなベビー誌にも、その事は書いていなかったので、心が折れかけました。
でも長男は オッパイ欲しくて探す…その姿が愛おしくて愛おしくて、痛みを忘れて授乳する…痛みを思い出す…足の指が全部開くほどの激痛!!…長男の顔を見る…痛みを忘れる、新生児期は この無限ループで乗り切りました。

長男は、赤ちゃんの頃から変化に とても敏感な子でした。
後から分かったのですが、ウチの3兄弟は発達障害という特性を持っています。
授乳クッションを使って授乳をして、眠った長男をベビーベッドに そーっと移動…成功した試しがありません。
助産師さんから色々なアドバイスを受け、あの手この手と試しましたが全て失敗。
なので、ベビーベッドで寝かせる事は諦め、
寝たままの形から動かさない事にしました。
授乳クッションの上で2時間近く寝るので、おトイレにも行けず、しょっちゅう膀胱炎になっていました。
今となってはいい思い出です。
母乳育児だったこともあり、1歳9ヶ月に卒乳するまで夜も1時間おきに授乳でした。
常に睡眠不足で、ボロボロでしたが子供が愛おしくてたまりませんでした。
この頃、よく思っていた事は
《この子は まだ この世に生まれて
〇ヶ月(〇年)、私達の生活サイクルに合わせられなくて当然!私は〇十年 好きに寝て起きて生きてきた。6歳まで小刻み睡眠にトコトン付き合おう!小1になったら寝るだろう。》でした。
元々、昼寝が苦手は私は 昼間に子供が寝ている時に一緒に横になるという事が出来なかったのですが、特に問題なし。
疲れた時は、子供の顔を見て 子供とお喋りしめ 子供を抱きしめて 匂いを嗅いでるとパワーチャージ完了です。
これは今現在も変わりません。
子供たちが可愛すぎて、大好きすぎて、大切すぎて、私は本気で『口の中で育てたいっ!!』と 言っていました。

子供たちが赤ちゃんの頃に、小学生や中学生の子を見ると『大きくなっても可愛いって思えるのかな…』と新たな不安が出てきました。
小さいから可愛いと思うのかな、とか色々考えましたが要らぬ心配でした。
結論からいうと、子供が成長するたびに
愛おしさも倍倍ゲームのように膨らんでいきました。もちろん現在進行形です。
口答えする姿も、甘える姿も、生意気な姿も
全部ひっくるめて成長を感じられて たまりません。
(次男が一生懸命怒ってる時にも私がニコニコするので、更に怒らせてしまいますが…)

よく《母親でも趣味を持った方がいい。趣味がある人はイキイキしてる》《親が 子離れ出来てない》という言葉を見たり聞いたりします。
その言葉を見聞きするたびに、???な気持ちになります。
趣味を持つことが良い事も、親が 子供に過干渉なのが良くない事も分かります。
でも、私の趣味は子供たちなんです。
子供たちと一緒の時間が1番自分らしく居られて、輝けてると自負しております。
毎日『大好きだよ』『宝物だよ』『かわいいねぇ』『抱っこさせて』などなど、子供たちに言ってます。
思春期の長男には『わかってるってば!うるさいなぁ!』って言われてます。
そんな風に怒られても『そっかぁ~、わかってくれてるのかぁ』とニヤニヤが止まらない私です。
小学生の長女や次男は、1日に数回抱っこします。
『今日、まだ抱っこしてもらってなーい』と言って来てくれます。
子供たちの方から抱っこを嫌がる(必要としなくなる)まで、私は抱っこをし続けます。
思春期の長男は、もう抱っこさせてくれませんが(残念…)、アロマオイルで足の裏をマッサージしたり、スキンケアをしてあげたり、触れ合う時間は毎日とってます。
私からではなく、長男から希望してくれるので嬉しい限りです。

ただやみくもに 可愛がってるわけではありません。
怒る時はもちろん しっかり怒ります。
子供たちが小さい頃から言っていることがあります。
それは《お母さんは、あなたの友達じゃない。お母さんは、あなたの親だよ。》です。
子供たちと何でも話し合うし、ふざけて遊んで笑い合います。
背中を押す言葉をかけたり、時には注意したり、本気でぶつかり合う時もあります。
言い過ぎちゃったな、と思った時は 子供に
ちゃんと謝ります。
親として、1人の人として、真っ直ぐ向き合って真っ直ぐに《丸ごと愛してるよ!》と言葉でも行動でも表しています。

ウチの3兄弟は発達障害があり、成長がゆっくりです。そして成長するにつれ本人の中で
譲れない納得出来ない部分も強くなったりと、
私も理解が難しいことも たくさん出てきています。
家の中がカオスになる事も しょっちゅうです。
《1を知って3を知る》ことが非常に難しい子達で、何かを説明する時は毎回《1から10まで》しっかり細かく説明します。
更に視覚優位なのでホワイトボードに書きながら説明します。
さながら授業の様です。
それでも子供たちと接する時間をたくさんとれる事が幸せです。
『大変だねぇ』と よく言われますが、手がかかるほど可愛いんです。

タイトルにもした『母の日には僕にロボット買ってね』は、次男の言葉です。
今年の母の日に次男が『…ロボットほしいの』と言うので『母の日なのに、なんで お母さんがロボット買うの?買ったら お母さんに良い事ある?』と聞いてみました。
すると…
『僕が幸せな気持ちになるよ!』
と。
『そりゃぁ、お母さんの1番嬉しい事だわ!
今すぐ買いに行くよっ!』と、2人でルンルンでロボットを買いに行きました。

毎日ドタバタで ゆっくり座ってる時間もないですが、家族の日常生活が本当に愛おしく毎日が特別です。
子供たちのおかげで、お母さんになれて、
子供たちのおかげで、今まで気付かなかったことに気付けて、子供たちのおかげで、声が大きくなりました、子供たちのおかげで、打たれ強くなりました。
そして、優しくなれた気がします。
今日も、これからも、子供たちと笑って怒って抱きしめて暮らしていきたいと思っております。

ご拝読ありがとうございました。

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