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3分韓国語: わたしが舞台に立った理由(わけ)① (第51回)

안녕~! 韓国語とっちゃん です。

どう考えても、本日中に話したいことの最後までは行きそうにありませんので、
①としました!何回続くかもわかりません!!笑

それは、韓国に入国して3日目のことでした。
韓国では、3月から新学期・新年度が始まります。
わたしは、あえて韓国語をまったく覚えずに韓国留学しました。知っている言葉はたった一つ。 

"사랑해요(サランヘヨ;愛しています)"

 圧倒的なあせりと不安を感じながら、韓国の大学の新学期を迎えていました。

留学生全員が必ず受けなければいけない授業があり、わたしはその授業が行われる教室に、韓国語だけで書かれた地図と格闘しながら、ようやくたどり着きました。
ちなみに、その大学は崖の斜面に沿って建てられており、各階の構造がぐちゃぐちゃ。イメージとしては、千と千尋の湯屋みたいな感じです。なので、めちゃめちゃ迷いました。

なんとかたどり着いた教室。でも大丈夫!
1時間前行動をしていたので、授業が始まる2分前に着席することができました。
わたしの後からも何人も何人も、学生が教室に詰め掛けます。
その授業は留学生だけではなく、韓国人も受ける授業だったのです。

寮のおばちゃんに、 "사랑해요~" としか韓国語をしゃべったことの無いわたしは、
「隣に座るなよ!!」と、ハンターハンターの「絶」ばりに、気配を消していました。

そんなわたしに、

「&$!#%*+?」

と話しかけてくる男が。

わたしは聞こえなかったふりをしていましたが、再度、

「&$!#%*+?」

と話しかけてきます。

どうやら「隣に座ってもいいか?」と韓国語で聞いてきているようです。
わたしは観念し、無言でうなづいてやりました。
3人掛けの一番左にわたしは座っていましたが、あろうことかその男は、一番右ではなく真ん中の席に座ってきたのです!

「なっなにいっ!!!? こ、これが、 韓国人の間合いなのか・・・・・!!!!!」 

はじめての距離感にびっくりし、ドラゴンボールのべジータのようにおでこに大粒の冷や汗が。
しかし、そんなことはつゆ知らず、その男はさらに畳み掛けてきます。

「&$!#%*+?」 
「&$!#%*+?」

「&$!#%*+?」

何を言っているか、わからない……。無言で硬直するわたし。
それは、ほんの1秒にも満たない時間のはずなのに、何時間にも感じられました。

意を決したわたしは、              



"사랑해요・・・"



と、つぶやきました。

そのときのわたしには、それしかできなかったのです。

これが、あの「ブルース・リー兄さん」とわたしの、ファースト・コンタクトでした。

......次回に続く

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