【他社本紹介】週末に読みたい!?かんき出版社員のオススメ本①

お疲れ様です、情報企画部のYです。
新型コロナウイルスが猛威をふるい、さまざまな産業に大きな打撃を与えていますが、そんな中、街の書店さんは健闘しており、本の売り上げも伸びていると聞きます(弊社営業部情報)。
その背景には、各学校の休校措置や、各イベントの自粛、図書館の臨時休館、旅行の中止……といった影響があるようです。
きっかけこそポジティブなものではありませんが、本を手に取ってくださる方が増えているということは、本を作り、本を愛する我々出版社にとってありがたいこと。この機会に、本の良さを再発見していただき、今後の生活の中でも役立てていただければ幸いです。

そこで今回は、弊社、かんき出版社員による「イチオシの本」をご紹介したいと思います。他社本、自社本からそれぞれ1冊、オススメ書籍を挙げてもらいました。2回に分けてご紹介します。小説、エッセイ、漫画、絵本、参考書などなどジャンルを問わず、ベストセラーから隠れた名著まで、バラエティに富んだセレクトに。みなさんの本選びのご参考になれば幸いです。

ママ1年生・編集部Kの選書

『生活図鑑―『生きる力』を楽しくみがく』

ボーイスカウトやアウトドアで役立ちそうなライフスキルがてんこ盛り!今だったら防災の一環としても役立つはず。しかもすべて手書きイラストなのがすごい…子どもの頃夢中で読みました。

とのこと。1997年に発売され、未だ愛され続けるロングセラーで、本書以外のシリーズ本もどれも面白そう。私も、子どもに読ませたいと思いさっそくポチりました。そんな編集Kのオススメ自社本はこちら。

『大人の言葉選びが使える順でかんたんに身につく本』

同じ著者によるベストセラー『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』の影に隠れているけれど、気の利いた言葉選びとその意味が、ぜーんぶ絵でわかる良著! イラストがこれまたお上手なんですよ。もっともっと知られていいと思います。

10万部を超える『大人の語彙力が使える順で~』の続編という位置づけの本書は、ふんだんに使われたイラストが特徴の一冊! 読者様からも「こんな本をずっと探していました」という声をいただいています。どちらも編集Kが担当した力作です。
そんな『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』を自社のオススメ本として挙げているのが、情報企画部のAi氏。

情報企画部・次長Aiの選書

『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』

恥ずかしながら長年誤用していた言葉がいくつもあり、読みながら赤面しました。言い換えの例も豊富で実用的です。

わかります! 私も長年、文章に携わる仕事をしていながら、未だに「え!? こんな言葉遣い、知らなかった!」なんていうことも。きっと、新社会人から年配の方まで新しい発見をしていただけるであろう一冊です。そんなAi氏が選んだ他社本のオススメはこちら。

『ときめくコケ図鑑』

気持ちが落ち込んだ時も、元気が出ないときも、苔を無心にじっと眺めていると「大丈夫かも」と思えてくるような気がします。

Ai氏…お疲れ気味なのかな…と思えるコメントですが、確かに、無数の苔の写真を見ているだけで癒される気がします。
続いて営業部S課長のオススメ本です。

ジャニーズ好き❤️営業部S課長の選書

『新源氏物語」(上・中・下)

平安時代から続くベストセラーですが、かなりの長編なので家にいる時間が増えたこの時期に読むのに最適です。色々な方が著訳されてますが、先日亡くなった田辺聖子さんの訳は読みやすいのでおすすめです。

源氏物語をジャニーズファンの方が推薦すると感慨深いですね。光GENJIですものね(茶化してすみません)。実はちゃんと読んだことがないので、田辺聖子版でチャレンジしてみます。そんなS課長のオススメの自社本は…

『パンダと犬といっしょにおさらい中学英語』

Instagramフォロワー16万人の人気イラストレーター、スティーヴン★スピルハンバーグ先生のシュールな絵に、笑えて和めて英語が学べる!しかもシール付き!一石二鳥以上に得られる本です。

ゆるく英語の4コマで英語が学べる良書です。
続いて、学習参考書チームの長(おさ)である編集部Aの選書です。

荒ぶる学参チームの長・編集部Aの選書

『【新版】 雑兵たちの戦場 中世の傭兵と奴隷狩り』

大名どうしの争いだけで語られる戦国時代ですが、本書は、当時を生きた庶民の過酷な現状をリアルに知ることができるからです。

ど、奴隷狩り…。歴史好きなA氏らしい…。もう少しほんわかした選書を期待していましたが、戦国時代好きな方には逆にいいかもしれませんね。そんなAオススメの自社本はこちら。

『エッセンシャル思考』

今の日本人に最も必要な考え方が凝集されているからです。

気づいたら22万部のベストセラーになっていた『エッセンシャル思考』。一度紙の本で読まれた方が、実践できなくてKindleで再読されるケースも。リモートワークや時短勤務が推奨される今こそ、集中と選択が必要ですね。

最後は情報企画部N子の選書

さて、1回目のラストを飾るのは、期間限定で学習参考書の無料公開を企画した情報企画部N子です。3月31日で無料公開は終了する予定ですので、この3連休にチェックしてみてください。

そんなN子の選書は…
『風と共にゆとりぬ』

直木賞作家・朝井リョウさんのエッセイ集です。帯で銘打っているように、本当にただひたすら楽しい「だけ」の読書体験を味わえます。自粛モードが続き、経済も気持ちも落ち込むこんな時だからこそ、シンプルに「楽しい」という明るい気持ちを取り戻せれば。
作家の柚木麻子さんと結婚式余興に取り組む話はお腹抱えて笑いました。頭の良い人が真剣に本気でふざけるとココまで面白くなるんだな~と感動します。たまーに、笑えるだけじゃなくてじんわりする話が入っているのもミソ。「子どもにとっての言葉」という章はとても素晴らしくて、子どもと接する機会があってもなくても、この世の「大人」は全員読んでほしいです。

5月に文庫版も出るみたいですね。単行本で買うか悩むところです。
そして、N子オススメの自社本は…

『「正義」は決められるのか? 』

有名なトロッコ問題について扱っている1冊。ある1つの事件を多面的に見つめながら読み進めていくうちに「自分の意見を持つこととは?」について深く掘り下げて意識させられます。哲学や倫理学の入門書としてもとても読みやすいです。

というラインナップになりました。
いかがだったでしょうか?1冊でも気になる本があれば嬉しいです。続きは来週更新いたします。ではでは!

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