久しぶりに子育てのこととか

我が子が生まれてから、それはもうたくさんの本を読んだ。

どう子育てをしたらいいか、分からなかったから。


「甘えさせることが大切」と書いてあれば、自分ができる限りの甘えを提供しようとしたこともあった(これは、自分自身ほとんど甘えさせてもらえず育ったので、自分が耐えられなくなってすぐやめた)。

モンテッソーリ教育がいいと聞けば、その関連の本を読み、自分にできることは実践した。

勉強に関しても、自分がいいと思った教育法を、色々と試したりやらせてみたりした。


今、我が子は小学3年生なのだけど、本当に、色々とやらせたり考えたりした結果今私が大切だと思っていることは

「子供にストレスがない状態

であること。


幼稚園の頃はともかく、小学校に上がってからというもの、「今の小学生ってこんなに忙しいの?」と思うくらい、我が子はばたばた暮らしていた。

私が同じ年の頃は、土曜が学校だったこともあって、3年生で6時間授業なんかなかったと思うし、以前の記事でも書いたけど、私の通っていた小学校は宿題がなかった

片や我が子は、3年生で6時間授業が週3日。毎日宿題あり。

「宿題のないのび太」のような生活をしていた私からすれば、こんな忙しい毎日耐えられないわ、と思えるほど。

我が子は塾や平日の習い事に一切通っていないからまだいいようなものの、他の子たちは学校が終わった後に、公文やらスイミングやら忙しそうだ。


これが当たり前と思って暮らせば耐えられるのだろうか?

いや、そんなことはないと思うのだ。


学級崩壊という言葉をよく聞く。

我が子の去年のクラスも、後半崩壊していた。

私は、それが子どものせいとは思えない。

子供に、ストレスがかかっているからだと思っている。


大人は、趣味やお酒やなんかでストレスを発散できるからまだいいのだけど、子供は、うまく「日常の中に持っていられるストレス解消できる趣味」がなければ、「弱い子にあたる」ということでストレスを発散してしまうのじゃないかなあ。


我が子も去年、相当にストレスを抱えていて、イライラすることが多かった。

そんな状態で勉強したところで、いったい何が身につくというのか

勉強するより、宿題するより、私は我が子の「ストレスがたまらないこと」「ストレスを解消させてあげること」を優先することにした


幸い、色々な学習法を試したりして、我が子の基礎学力に問題はない。

だからこの夏休み、思い切って「遊びつくす」ことにした。

学校から出た宿題だけをやり、後は何も勉強させなかった。ひたすら遊んだ。毎日遊んだ。

夏休みが始まって1ヶ月ほどすると、明らかに我が子の表情が変わっていた。思う存分遊んだからなのか、ストレスが解消されたからなのか、朗らかな表情になっていた。



そんな夏休みを過ごしたら、私の方にも新しい感覚がやってきた。

「もう、子育ては心配いらないな」

なんだか、そんな気がしたのだ。


思春期が来るまでは、今の自分のやり方で大丈夫なんじゃないか。そういう風に思ったのだった。




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