眉村ちあき「冒険隊 〜森の勇者〜」MV考察その2

2回目です。

MV公開から10日経ちましたが、相変わらず考察しています。 MVを制作した四宮監督がメイキング映像を順次公開しているので、公開される度により考えが深まっています。

前回は「フトシくん」のことについて書きましたが、今回はキャラクターについて。


このMVには3人の小学生が出てきますが、その次に圧倒的に登場回数が多いキャラクターがいます。彼の名は「引越君」。熊かネズミっぽい。

引越社のキャラクターで、一見すると愛くるしいかも。でも、ぬいぐるみ、図鑑の中、引っ越しの箱のイラストなど、とにかくMVのあちらこちらに登場してきて、何だか少し怖い。。

特にそれを感じたのは、引越のトラックを引越君が運転しているシーン。だいたい1分50秒過ぎです。これに関して、Youtubeにあるコメントが書き込まれていました。


...トラックが現れる部分、何だか細胞のように見えませんか?


はっとしました。

「引越君」は何らかの変化をもたらす存在や大切なものを奪う象徴的な何かではないかと当初考えていたのですが、「引越君=コロナウイルス」と当てはめることもできるのでは。

コロナウイルスにより生活や環境がうまくいかない様子を、「引っ越し」に置き換えているのか?withコロナの状態を具現化したのか?これは各々の解釈によって変わってくると思います。

自分が現状でまとめるとすると、「引越君の巧妙な侵略により、生活の変化を余儀なくされた」という感じですかね。


ちなみに、今回のことを踏まえて気になる部分が一カ所。ラストの3人が飛ぶシーンで、フトシくんが引越君のぬいぐるみを持っています。これをどう捉えるか。。


ほかにもいろいろと気になるシーンはあるのですが、またある程度考えが固まったら続きを書くかもしれません。