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【酒】隣で寝ている男は誰だ? マスカットの場合

「酒」というテーマで完熟5の酒好きが続きましたが、今回は一回休み!
私はめちゃめちゃお酒に弱くて、家で一人で飲むことはなし。
ビール一杯で顔が真っ赤になるタイプなのです。

しかしながら「酒に弱い」と一言で言っても、1杯目から先は同じではありません。
振り返れば、私も飲酒デビューした頃、
サークルで男の子たちと一緒の飲み会とかしてました。
みんなで盛り上がりたいし、
なんなら酔った勢いでわしゃわしゃしたいじゃないですか。
ねぇ。

さらにはマンゴーさんのコラムにあったように、
しなだれかかる女にもなってやろうかと思ったこともあるわけですよ。

でもね、1杯でそこまで到達するのはちょっとまずいでしょ。
女同士の厳しい視線もあるし。
顔は赤くても、理性と恥じらいはほぼ正常ですから。

で、2杯目。
まだです。まだです。周りも出来上がってないし。

で、3杯目。
まだまだまだ……。

で、そろそろお目当の相手も周りもあったまってきました、4杯目。
ウゲーーーーーェ。気持ちワルゥゥゥゥぅぅぅぅ。
一気にくるんですよ。体調の変化が。気持ちの悪さが。
さっきまで真っ赤だった顔が、青さを超えて真っ白。
指先まで冷たい。

もうこうなると男子がどうのこうのって話ではないです。
「休憩しようか」は文字通りの休憩です。
朝までトイレで便座を抱えての休憩。
一気に胃液までさらけ出す仲に……。
確実に嫌われるやつです。

ちょうどいい「羽目を外しちゃった、てへへ♪」のゾーンが、
私の場合、揖保乃糸1本分くらいの幅しかないんですよ。

「え? ここどこ? 服着てないし! 隣で寝てる男は誰……!?」
みたいな若気の至り、一回くらいやってみたかった!
そういう色っぽい失敗はせず、胃液っぽい失敗を重ねること数回。

導き出した結論は
「男を口説くのに、酒は力を貸してくれない」でした。


そして月日は流れ2020。
世界はコロナの影響で、気軽に飲みに行くなんて許されない状態に。

私は思うのです。
こんな状況下にあって「飲みに行きませんか?」という誘いの純度の高さを。
感染リスクやら色々を加味してもなお、
今あなたに会わないことのほうが私の人生にとってのリスクである、
という事実。
だから互いにできる限り細心の注意を払うことを前提として
「飲みに行きましょう」と答える。

うひゃー。めっちゃキュンキュンする。

こうして会うことが決まりさえすれば、
酒を飲まずしても、口説き口説かれる初手としてはいい感じ。

ただし、このキュンキュンは、
コロナのことなんて全く考えず、
あちこち遊び歩いているバカとの間には成立しないので注意が必要です。
まずはその見極めからです。

飲み会も減り、飲みに行こうと誘うハードルも上がり、
令和の恋愛の難易度は、確実に上がっていると感じる今日この頃でございます。




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