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バブルの終焉の入社式
本日入社式を迎えた皆さん、おめでとうございます。
失敗しても怒られても思いっきり自分の力を出して下さい。それがきっといつか素晴らしい経験となると思います。
私の入社式のハナシを少し。
私が新卒入社したのは今から四半世紀前。もうバブルはとうに終わってたけど、まだまだ余韻は残っていた。
入社したのは、大手小売企業Aの子会社に買収されたアパレル会社だった。(買収されていたことは内定後知る)
そのAの入社式に、社の新入社員代表で同期と二人で出るように言われ、Aの研修センターに向かった。
そこではすごい数の会社の代表の新入社員が来ており、会社毎にプラカードが用意され、甲子園さながら入場行進するという。(なぜか突如入場行進は中止になった)
Aが持っているスポーツチームの選手がきて舞台パフォーマンスがあったり、豪華な立食パーティー(寿司ブースでは寿司職人がいるという)もあり、えらい派手だなとびっくりした記憶がある。
研修センターも熱帯魚の水槽ががあちこちにはめられていた。
社員旅行もマリオ・ベリーニ建築の自社の会員制ホテルでアメニティはエルメスやブルガリ、波の出るプールはあるわで。
入社後は、出店ラッシュですごい勢いで店が増えていったけど、3年後、会社は解散した。その1年後Aも倒産。小売流通業として戦後最大規模。
今でももっと豪華な入社式をしてる企業はあると思う。でも倒産してから思いおこせば、バブルの終焉だったなぁと。
今となれば懐かしい思い出です。
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