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なんとなく服がほしい。という気持ち

今朝のNHKにスタイリストの西ゆり子さんが出ていた。飾らない人柄と自信に満ちたファッションセンスと笑顔、真っ直ぐに人生を楽しんでいる姿。その生き方から人生の指針となるものを得た気がする。

影響された私は久しぶりにお気に入りのスカートを履いた。スニーカーではなく革のローファー(PRADA)と。
このスカート(みなとのてんらんかい)、なんと裏地はマゼンダピンク。見えなくてもテンションの上がる服である。

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何となく服がほしい、と言ったのはうちの高校生の長女。
昨日眼科の帰りに百貨店で、ちょっと可愛い服見つけたから似合うか見てほしいという。

白のスタンドカラーにレースが付いている七分袖のブラウスだった。

七分袖かぁ。似合うと思うけど、上着がないんじゃないの?こういうの買うんだったら、ない物買った方が良くない?と私。

そして、カゴバッグがずっと欲しいと言ってたけど、合う靴がないやん、という話になった。
靴ならどれが良いと思う?と聞かれる。正直どれも似合いそうになく、パッとしない。唯一サンダルだけ良いのがあった。見た中では1番値段も安かった。

私は娘のスタイリストをしている。母親ならある程度の年齢までみんなそうだと思う。
娘のファッションは中2の終わりに激変する。
私が本気でコーディネートに乗り出したのだ。それまではどこにでもいるあまりパッとしないファッションだった。それを機に黒とジーンズをベースとしたスタイリングが出来上がった。
娘は私と違い、身長は152 cmと小柄でヒョウタンのような肉付きの良い体型。なのに、なぜかボトムは私と同じサイズ。共有出来る服もたまにある。BEAMSとユニクロは共有率が高い。でもフルレングスパンツは無理。

なんとなく服がほしい、と私も昔は何度も強く思ってきたし、それで何度も買ってきた。
なんとなく見るのはすごく良いと思う。(ほしくないものをちゃんと断れるのであれば。)
そこで運命の出会いをすることもある。探している時に限って見つからないこともある。
だけど何となく買うのはやめた方が良いと思う。それは服がほしいのではないから。ただ気晴らしがしたかったりストレスが溜まっていたり、それを服を買うことによって発散したい。気持ちは分かる。でも着ない服が増えるだけ。偉そうに言ってるけど経験者は語るというやつだ。

この冬、彼女のクローゼットは完璧だと私は思っていたが、彼女は不満があったようで私に内緒でコートとスカートを買っていた。
私は長く着れるものや、質や素材が良いもの、値段とのバランス、コーディネートのスパイスになるものを買うべきと超うるさくて厳しい。

彼女が買ったコートは、1月だけどセール除外品。10代から20代に人気のブランドで、色はミルクベージュで素材はアクリル。
私は買わない素材である。自分で買って正解だが、買って1ヶ月でピリング(毛玉)が全体に出来ていた。この値段ならユニクロのJWアンダーソンのコート買った方が絶対質がいい。チェスターっぽいコートほしいのわかるけど。

こんなワンシーズンしか着れない服、本当にもったいない。もっとショックを受けていたのは彼女だと思う。

昔に比べて安くて良い服も沢山あるけど、コートは化繊のものが増えてウールのコートが減った。
買う時は絶対に素材を見てほしい。コートなど高いものは、プロパー(正規の価格)の時に試着してセールに残っていたら買ったら良いと思う。予算以上のモノは質が全然違うから試してほしい。良い物を長く着たいと思う。娘にもそうあってほしい。中途半端な靴を買うならDr.Martinのブーツ買った方が良くない?って思う。(私は持ってないけど)

だけどカニは、高校生にはただのうるさい人であった。トホホ。


追伸
いつか、彼女のクローゼットを公開しようかなと思う。身バレするんちゃうん?と言うが、インスタと違ってこちらは若い子も少ない(と思う。)私のクローゼットも公開するかもしれないが、昔から集めている服なのであまり参考にならない気がするけどどうなんだろう。






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