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名言マニア

私は自分でも認める名言マニアです。
それは、悩みやなにかがある時に誰かに相談しない性分がもたらした一つのすべで、不思議とその時その時に合った名言と出会ってきました。
なぜ相談しない性分になったのかは思い当たる節がありますが、こちらについてはまたの機会にいたしますね。

そんな名言マニアの私ですが、noteを始めてから1年ちょっと。
名言に頼ることが少なくなってきました。
「それはなぜか?」と考えて思いついたのが次の名言です。

それすら楽しむんだよ。こんなふうになってる私って。
泣いている自分を客観的に見られるようにならなきゃ駄目だよ。

美尻トレーナー 岡部友さんの言葉

私の青い手帳によれば日付は2019年4月16日となっていますが、この言葉に出会った日なのかメモへの記載日なのか定かではありません。
出会うに至った経緯が思い出せず、美尻トレーナーという肩書きが気になるところではあります。

ここまできて、なんだか楽しくなってきました。
それで、本日の記事内容は「私の中の名言」と「note」とを紐づけしてみようと思います。

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まずは、noteを始めたきっかけです。
こちらは先月の記事でご紹介しましたように、私の場合いたって不純な動機でありましたが、「もし自発的に行っていたのであれば……」を仮定してみました。そして思い当たったのがこちら。

いくつになっても楽しむ力さえ持っていれば充分乗り切れるでしょう。
やってみますね。

吉行和子さん著『質素な性格』
あとがきより

引用は一つまでとmyルールを課したのですが、最後まで迷ったのが
「自分をずっと楽しみましょう」
で、こちらは某化粧品のCM(2019年)での岩下志摩さんのセリフです。
いずれも「楽しむ」がキーワードとなっています。

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つぎに、noteの記事を読んでいて多々感じることです。

不思議なことに私は自分の気にいった本に関しては、自分が気にいっているというふうには思わない。
向こうが気に入っていると感じることが多いのだ。

斎藤孝著『孤独のチカラ』
第三章孤独の技法より

「本」の部分を「記事」に読み替えてみてください。
「あぁ」と納得される方も多いのではないでしょうか。
こちらについても次点がありまして、それが下記英文です。

It was such a relief to know that somebody understands.
わかってくれる人がいると思うととても楽な気持ちになれるのです。

英文・和文ともにリトル・チャロ英語教材本にあったもので、言われてみれば、共感する記事に出会ったときの爽快感はどこか relief(楽)に似ているかもしれません。それにしても、先ほどからちょこちょこ登場している「楽しむ」と「楽」が同じ漢字なのもなんだかいい感じですね。

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ラストは、noteの楽しみに伴う私的一抹のモヤモヤです。
これは、私の中にある「無常観」によるもので、ついつい「楽しい」もずっとは続かないと考えてしまうのです。
そんな私のための言葉がこちら。

不測に立ちて無有むうに遊ぶ

荘子の言葉で、「先のことを予測せず今を楽しむ。今に没頭する。わからないまま進んでいく」という意味です。
ちゃんと記録していたのに、すっかり忘れていました。そう、そうですよね。それがいいです。だから、私はもうモヤモヤしません。
無有にnoteを楽しみます!

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以上、「私の中の名言」と「note」とを紐づけしてみましたが、最後に名言マニアと豪語する私が腑に落ちた名言です。
「腑に落ちた」というのがポイントで、私にとって名言とは「迷った時の名言頼み」のような存在だったのですが、一つだけ「あっ、そうか」と腑に落ちたものがあります。それがこちら。

幸せは正しい判断によって生まれる。
正しい判断は経験によって生まれる。
そして経験は間違った判断によって生まれる。

ロビン・シャーマ

関連して『わたしの「名言曲」』なる記事も出来上がりました。


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