ボケ「報われず」 ツッコミ「すっと叶えや」

先日部屋を掃除してたら10歳の頃に書いた「20歳のぼくへ」という手紙が出てきた。

「東大に入っていますか」
「芸能人になっていますか」
「官僚に今でもなりたいと思っていますか」
「一人ぐらしははじめてますか」
「痩せていますか」
「嵐は残ってますか」

あまりにも悲しいQ&Aだ。これがアキネーターだったら「何にでも"いいえ"と答える人」的な結果が出るだろう。最後の質問に至ってはこの手紙がデスノートか何かかと思わざるを得なかった。

つくづく夢というものは叶わない。記憶が確かなら小4のときまで自分には「櫻井翔になる」という確固たる夢があったりもした。大きな夢は大抵叶わないし、小さな夢は叶っても小さすぎて気が付かない。思い返すと最近叶った夢は「あの券売機1万円通るといいな」だった。

叶う夢、叶わない夢の線引きは案外難しい。叶うと思っていた「大学生になったら彼女とドライブデートしよう」とか「クイズ番組に出て少し有名人になろう」とかはどちらも二シャンテンくらいでずっと引きに恵まれない(早い段階でショボイ役で上がればよかった)(捨てた牌が間違えているという説もある)(麻雀にそこまで精通してないのでこの例えを始めたことを後悔している)

今のうちに叶いそうな夢を言っておいて1年くらいしたら見返そうと思う。
「今年こそ彼女を作る」
「痩せる」
「何かしらの大喜利イベントに参加する」
「文章力をあげる」
あんまり10年前と変わらない。

まあ小さな夢が叶っているだけよしとして健康を保とうと思う。さっきの手紙の一行目の「元気にしてますか」は一応「どちらかといえばはい」だし。


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