見出し画像

情報の制限

常にスマホを触っているのは
情報が好きなのか、それとも世界中で起こる争い事に心を痛めているのかというと、そういうわけでもなく
とにかく、短絡的な刺激を必要としているだけなのだろう
情報の中身ではなく、刺激自体が目的となっていて
常に何か刺激が足りないという感覚=不満足の状態に置かれてしまっている

スマホを見ているときに、本を読んでいるときとは違う、飢餓感や憂鬱感が付きまとうのは、情報が本のようにある一定の完結した物として統合されておらず、未完成の状態にあるからだろう

物事を落ち着いて捉えるには、句読点が打たれている必要がある
タイムライン的に流れる情報は、即時性があるかわりに、情報が多すぎて
、人間にはひとかたまりのものとして理解することができない。
そして、あふれた情報が、脳の容量をオーバーして、精神的な不健康を生むのだろうと思う。

人間は現実をそのままとらえることができない
本や映像作品は現実の中から情報を制限してまとめた構築物だといえる。
現実の大量の情報をそのまま浴びてしまうと、解釈と整理、(睡眠時に情報を整理するといわれるように)その時間が無くなってしまい、不調を生む。必要なのは入ってくる情報を制限すること。短絡的な刺激に依存しないこと。

句読点が打たれた情報を得て
それを自分の中で位置づけること
それを繰り返すことで、身の回りを安定させて物事を解釈することができる。
何かについて話せないのは、解釈して位置づける時間がないからだろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?