「風をつかめ2023」で大活躍・陽気な笑顔のタカツさんは、コロンビアの山奥で農業しつつパラグライダーで空を飛ぶ仙人みたいなナイスガイ
Red Bull X-Alpsレースを追うドキュメンタリー番組「風をつかめ！ヨーロッパアルプス大縦断レース」の話題をちょっと前にnoteに書いたら、偶然にも最近、今年のX-Alpsを取り上げた「風をつかめ２０２３」の放送がありました。TVでパラグライダーを見れる貴重な機会！せっかくなので視聴したところ、選手たちの人柄が感ぜられるシーンが数多くありました。前回よりも今回のほうが個々の選手にフォーカスが当たっていたような気がします（私の視点が変化したのかも？）。今のところ再放送の予定はないようですが、NHKオンデマンドなどで100円程度で視聴できるようです。（11/19追記：関東だと11/23にBS1で再放送があるようです）
特にハンガリー出身のパル・タカツ選手の明るい笑顔が好印象！ その後もSNSでタカツさんをフォローしていたところ、Instagramでインタビュー動画を見かけました。その内容が素敵すぎたので、勝手に和訳プロジェクト。
コロンビアの山岳エリアを飛び回るパラグライダーとタカツさんの笑顔を眺めるだけでも十分楽しいし英語も聞き取りやすいですが、詳細が気になる方は以下の勝手訳を参考にお楽しみください。
私は 14 歳のときに洞窟探検を始めて、かなり熱心にやってました。 しかし90年代後半になると、私がよく洞窟にいた山の上をパラグライダーが飛んでいるのを見かけるようになりました。
ハンガリーの首都・ブダペストのマルギット橋を渡っているとき、彼らは山の上に集まっている小さな蚊のように見えました。私は橋を渡るたび、パラグライダーを目で追うようになりました。
ハンガリーの小さな丘を飛び回っていた普通のパイロットだった私の飛ぶことへの情熱がこんなことになるなんて、本当にクレイジー（ビックリ）です。パラグライダー・アクロバティック（曲芸飛行）ワールドカップで優勝して、アクロバティックの新技を発明して、さらに他のスポーツもやるようになって・・・ ベースジャンプ、スカイダイビング、カイトサーフィン、クライミング、パラモーター・・・
パラモーターのおかげで私はエア・レース世界選手権に招かれ、何度もデモ飛行を行いました。さらにパラグライダーの様々な領域にも引き込まれていきました。ハイク・アンド・フライや、今の私の主な興味であるクロスカントリーフライト・・・ パラグライダーには様々な楽しみ方があります。世界を様々な視点で見て、風景や文化の観点からも世界を探検する楽しみを提供してくれるスポーツに携われるのは、とても素晴らしいことです！
私たちはコロンビアのカウカ渓谷、ピエデチンチェというフライトエリア(Cauca valley in Columbia, Piedechinche flying site)に住んでいます。 私はこの場所が大好きです。 この山を見てください！ 私は、この平和な土地が大好きです。 この地にいると、温かい安心感があります。ここに来て、私達は望むなら自給自足して暮らすことができますし、家の裏山から飛んで家のすぐ横に着陸することもできます。 この美しい風景とフレンドリーな人々が大好きなんです。
このひと味違うライフスタイルを私は心から愛していますし、 妻もとても楽しんでいます。 私たちは一緒にこの土地を買いました。 私たちはこの場所を一緒に作り、様々なアクティビティを共に行い、夢を共有しています。彼女なしでは、この暮らしを実現することはできなかったでしょう。
美しい暮らしです。自分で植えた木から果物を手で摘んで、摘みたての果物で作ったフルーツジュースを飲みます。私たちは数百本の木を植える森林再生プロジェクトも行っていて、これによってちょっと良い気持ちになれます。 少なくとも私たちは木を植えている・・・つまり少なくとも私たちは自分たちの持ち物であるこの土地をできる限り緑豊かな場所にするという責任を果たしてます。
植えている木はすべて地元の自生種です。 土壌を安定させるために、できるだけ多くの木を植樹しています。 もちろん、自分たちのテイクオフ（パラグライダーの離陸場）をこの土地に作るのは夢です。ずっと叶わない夢のような気もしますけど。
（妻のモニと）一緒に飛ぶことができるのは素晴らしいことです。 彼女はますます多くの経験を積み、自信を深めています。 だいたいいつも家のすぐ裏の山からテイクオフして高度を上げます。 昨日もそこから飛んで、サーマルを捕まえてちょっと高度を上げただけだったけど、とても美しくて！「見てみろよ、ここは一体どこなんだ！？」って妻と話しました。
とてもシンプルなフライトだけど、非日常的で、すごく楽しかった。すごくシンプルだけど、でも・・・うまく伝わるかな。パラグライダーで飛び始めてから20年、私はたくさんのフライトをしましたが、今でもああいうシンプルなフライトで感動するし、とても幸せな気持ちになります。
世界の表舞台から姿を消し、この土地でただ農業をする自分を想像することもあります。 もちろん、それでもパラグライダーで飛び続けますけどね！
Pal Takatsのウェブサイトはこちら→https://paltakats.com/ ゴリゴリのXCクラスの提供は想像通りだけど、奥さんのMoni Takatsさん主催のガールズツアーもあってちょっと気になる・・・
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