カナダで少し我慢強くなったかも
カナダで生活して我慢強くなったのかもなぁと思う時があります。
特に、お店とかで待たされている時に思います。
でも、なかなか日本人である性質が抜けないなぁとも思います。
カナダの人は我慢強いのではなかろうか？
これは個人的な見解なのだが、カナダ人ってお店に対して比較的怒らない。というか我慢強い。
特にレストランみたいな客商売とか。
日本みたいに怒鳴ってる人とか文句言っている人をあんまり見かけない。
近くによく行くチキン屋さんがあるのだが、提供が爆裂に遅い。
それなのにすごい列になったりしても、誰も文句言わずにみんなお行儀よく待っています。
なにがすごいって、従業員も明らかに多いし、なんなら従業員同士で喋ってるやつとかいるし、箱を組み立てるだけのやつとかいるわけですよ。
なんか、みんな余裕。
「だって急いだって仕方がないじゃない？」と言わんばかりに焦らない。
普通こんなに並んでいる人がいたらちょっとは焦ると思うんだが。
働いている人たちは愛想は良いし、フレンドリーなのが心地よくはあります。
だが、しかし。明らかに効率的じゃないって感じる時もあります。
そしてなにより、客が待ってようがあんまり気にしない。焦らない。
これ日本ならブチギレられてもおかしくないのでは？って思うんです。
「おい！！しゃべってないで早く作れよ！こっちは待ってんだから！」って声がいつ聞こえるかヒヤヒヤしてみているけど、そんなの聞いたことない。
僕がたまたまお行儀のよい地域にいるのか、カナダにいる人は我慢強いのか。はたまた僕が住んでいた日本が、いや大阪がクレーマー気質なのか。
カナダに来てだいぶ慣れてきましたが、いまだにチンタラしゃべりながらやっている店に行くと、「みんな待ってるんだから、ちょっとは急いだら？」って言いたくなりますが、ぐっと我慢。そうだ、ここはカナダだ。
自分も接客業を長らくやってきて、客を待たすのは悪だというふうに叩き込まれているので、ついついいろんなことが目についてしまうんです。
日本のサービスをいつも求めててはいかんなぁと。
カナダに住み慣れてやっとゆっくり待てる気持ちがでてきました。
やっとカスハラに対応
さて、一方で日本はカスハラがやっと問題になってきています。
カスハラ、カスタマーハラスメント。
昔でいえば、クレーマーとかややこしい客のことですね。
最近、役所もデパートも鉄道会社もやっとカスハラに毅然と対応すると打ち出してきました。
もう、いつまでも「お客様は神様」とかいってられなくなってきました。
というのも従業員がそのせいで辞めてしまって、人員を確保できなくなってきているからってのもだいぶあると思う。
企業や行政も対応せざるをえないんだと思います。
というか、日本人文句言いすぎでしょ
普段からいいサービスや、標準化されたそれなりに上等な均一的サービスを受けすぎたせいで期待値のハードルがかなり高い。
もちろん実際に大暴れする輩は少数だとしても、チクチク文句言う人はめちゃいます。
というか僕の経験上、そういう奴すごくすごく存在してます。普通の人もめちゃ言う。
やれ遅いだの、暑いだの、寒いだの、値段が高いだの、他の店はもっとこうだっただの・・・・。
そんなん知らねーよ！！じゃあそっち行けよバカ！！
ってその昔、何回言いかけたことか。
言ってやればよかった。
日本人もカナダ人を見習っておおらかにいきましょ。
従業員しゃべってて遅いし、めちゃ待たされてるのに怒らない。
んーー・・・。
でも、さすがにこれは言ってもいいかなぁ？ダメ？
というわけで
もっと日本の接客業も客をつまみ出すくらいしないといけないと思います。
じゃないとサービス業はだれもやらなくなって、結果どんどんサービスの質も落ちて全員が不幸になるしかなくなります。
そして、もうちょっとみんな優しく見守ってあげてください。
なんか日本にいるとイライラしてしまうのかなぁ。
ではでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？