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日本人である以上、海外でも「敬語」は避けられない
ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。
カナダに来てからたくさんの日本人に出会い、ありがたいことに仲良くさせていただいています。
でもそんな友人関係でも、日本人同士である以上避けて通れない問題があります。
それは「敬語」です。
僕は来るのが遅かったので、周りの人たちよりほとんどの場合は年齢が上のことが多いんです。10歳以上離れた人たちとかザラにいるわけで、若い人たちに一緒に遊んでいただいているわけです。
そうなってくると、ほとんどの人が敬語を使ってくれるんですが、これをどうしたものかなぁと。
初対面はもちろん敬語ですし、僕ももちろん使います。
でもだんだんと仲良くしていくと、僕の方は敬語はとれてくるわけですが、周りの人は僕の年齢を気を使ってかそのまま敬語を使ってくれるわけです。
英語なら年齢関係なく話すのでその心配はないんですが、こと日本人相手に日本語になるとそういう訳にもいかない。
これ難しいのめっちゃ分かるんですよね。
僕はマジでどっちでもいいんですが、いやむしろタメ口でガンガンきていただいた方が楽なのですが、そういう訳にもいかないのかなぁと。
仮に自分より何歳も年上の人がいて、仲良くなって「全然敬語とかいらないよー」とか言ってもらっても果たしてタメ口でガンガン喋りかけれるかなぁとか考えたりするわけです。
たぶん僕なら敬語か少なくとも丁寧語は使ってると思うんですよ。
長らく日本の年功序列を叩き込まれて教育を受けてきたわけで、1つでも年齢が違えば先輩。僕も敬語あるいは丁寧語で無意識に話しかけてると思います。
それがましてや5歳も10歳も年上のオッサンにタメ口でいけるのかと。
いやー、それであれば仲良くても丁寧語の方がたぶん精神的に楽なのかなとか思ったりします。
なのでこちらから「普通にしゃべって」って矯正するのも、なんか若い人に余計に気を使わせてしまうかなとか思ったりで、最近はなにも言わないようになりました。
ムズい。
解決策としては、
1. こちらも敬語を続ける。
2. 英語で会話する。
3. 「敬語はやめよう」っていう。
4. 相手の判断に任せる。
1の場合は問題は解決しますが、関係性が一向に縮まらないよな気がします。やっぱり仲良くはなりたいよね。
2はそこそこ辛い。英語で100%表現したり、深い話をするのがやっぱり難しいので日本語で話したくなります。
3は最初はぎこちないかもしれませんが、慣れてしまえば気にならなくなる可能性の方が高そう。なのでこれはこれでアリなのですが、人によっては多少頑張ってもらわないといけない場合があります。
なので暫定4で甘えてしまってるんですよね・・・。
なにが正解なのか分からない。
いや、待てよ。
そもそもなぜ敬語を使ってもらうことがなぜダメなのか。
相手が年長者に気を使って、敬語を使っているんだからそれでいいじゃん。
いや、よくないような気がする。
やっぱり対等な関係が築きにくいのではないか。
こっちはタメ口、向こうは敬語。
そもそも、それのなにが気になるのか。
そうだ。老害になりたくないんだわ。
若い人に気を使わせて遊んでもらっているが、ホントは面倒だと思われているのではないかとか、しゃーなしでしゃべってくれてるのではないかとかビクビクしているんだわ。
であるならばやっぱり敬語をやめてもらわなければいけない。
僕がどういう人なら相手は敬語を使わないだろうか。
そうか。敬語を使わないでもいい感じの人になればいいんじゃないか。
こいつには敬語を使わなくていいだろうって思ってもらう。
それくらいナメられるくらいがちょうどいいのかもしれない。
どうしたらナメられる?
一気にハゲてみる???
一気にハゲたやつに敬語なんて使うやついないだろう。
いや、ハゲてても敬語は使うな。すまんハゲの人。
じゃあ、どーしようもなくドジってのはどうだろう。
毎回テーブルのコップを倒してこぼす。
靴紐がいつもほどけてる。
5世代前の携帯を使っている。とか。
こんなやつには敬語を使いたくないだろう。
「〜でゲス」って語尾につけるか?
「その服カッコいいでゲスねー」
「おいしそうでゲス」
「そうでゲス、ぐふふふふ」
これはナメられそう。
いつも服がピチピチとか。
ズボンも長袖も長さがちょっと足りないオッサン。
だけどハイブランドの服とか。
こいつには敬語いらんだろう。
・・・・・ん?
いや、違う、違う!!
嫌われたいわけじゃないんだよ。
危ない、危ない。
というわけで
なにを言ってるのか自分でも分からなくなってきた。
年齢を重ねてくると勝手に年下の人がどんどん増えてきて、それはそれで自分の立ち位置をどうしようか、ふと考える時があるわけです。
例えば自分が若い時に一緒に遊びたい年上の人ってどんな人だったかなぁと。
「年齢を感じさせない人」「一緒の目線で遊べる人」「なにかに頑張ってるとか尊敬できる人」そんな感じだったと思います。もう結局人としてって部分ですね。
カナダに住んでほとんど年齢は気にならなくなりました。
でも日本人である以上、日本人としての習慣はなかなか抜けないもので、それが好きだったり、海外においては自分のアイデンティティだったりもするわけです。
そしていつも気を使ってくれて遊んでくれている友人にありがとうと言いたいわけです。
というわけで、僕と話す時は敬語だろうがタメ口だろうが、どっちでもいいので仲良くしてください。って話でした。
ではでは。
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