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ポジティブとネガティブの人の違い

ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。

考える順番はけっこう大事かもって話です。

何かを決定する時の思考の順番

なにかの決定をする時にいろいろ考えると思うのですが、実は思考の順番って影響があるかもしれないなぁと。

例えば「転職しようかな」って思った時。
いろいろ考えて検討すると思うんです。

転職したい理由を考えると思います。
転職したらいいことあるだろうか?
給料が上がりそう。
面白い仕事ができるかもしれない。
いい職場環境になるかもしれない。
などなど。

逆に転職しない理由も考えると思います。
転職したら仕事についていけないかも。
新しい人たちと上手くいかないかも。
面接で落ちたらどうしよう。
などなど。

海外に行こうかなとか、悩んでることがあればまぁなんでもいっしょですね。

普通はこの2つを天秤にかけて物事を決定すると思うんです。
でも実は考えた順番が決定に影響を及ぼしているかもしれないんですね。

というのは、僕の体感としては

根っからポジティブな人って良い理由から考え始めて、
根っからネガティブな人って悪い理由から考え始めます。

これがポジティブな人とネガティブな人の大きな違いかなと思います。

どちらの性格の人も「良いこと・悪いこと」のどちらも検討すると思いますが、最初に考え始めた思考の内容っていうのは「アンカリング効果」ってやつでその後の決定をかなり左右します。

アンカリング効果とは「認知バイアス」のひとつで、最初に受け取った情報が、後々の判断に影響し続ける効果のことです。

しかも与えられた情報ではなく自分で考えたことでも、先に考えついた方にどんどん考え方がアンカリングされるのかもしれません。

以前読んだ本で見かけたおもしろい実験があります。

あるグループの人たちに「ビデオレコーダーをどうして買う必要があるか?」とたずねて、いろいろ買う理由を挙げてもらいました。
「教育投資だ」「家族の時間が増える」「楽しみが増える」など。
それから「買わない理由」を挙げてもらうと、参加者たちは苦労しながら買わない理由を挙げていきます。
最終的に買うか買わないか尋ねると多くの人が買う方を選んだと。

今度は別のグループに先に「買わない理由」を挙げてもらってもらいます。
「ビデオを見る時間で家族との時間が減る」「誘惑を避けたい」などなど。
その後「買う理由」を挙げてもらうと、答えるのに苦労し最終的には多くの人が「買わないだろう」と答えたそうです。

これは「車を買うか」とか「どのように死を迎えるか」みたいないろんな質問のパターンで試しても結果は似たような感じになったそうです。

つまり、この実験ではいったん脳内で決断するための枠を与えられると、なかなか反対の視点に立つことが難しくなるってことです。

ということで

僕は比較的ポジティブ思考(パッパラパー)なので楽観的なことを先に考えることが多いです。
逆に僕の奥様はネガティブ思考なので先に心配なことを考え始めます。

これがちょうどバランスが良くて、奥様が僕のブレーキになってくれたりもしてくれてます。
なのでどっちがいいとかではないんですが、どちらかの思考によく偏っているのが自分で分かっているならアンカリング効果を逆に利用するのもいいのかなと思ったりします。

こういうのは思考のクセみたいなものなので、無理矢理でも意識的にやることで少しづつ改善してバランスをとるのが簡単にできるようになったりします。

なので普段ネガティブよりの人なら、無理矢理でもポジティブなことから先に考え始めてみるとかいいかもしれません。

ではでは。


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