ルフィーの「海賊王に、俺はなる!」から学ぶ
ども、カニカマです。カナダでアプリ作ったりITの仕事してます。
ルフィーの問題点
大人気漫画ワンピースの主人公ルフィー。
麦わら帽子海賊団の船長。
ゴムの男。
大食漢。
口癖「海賊王に、俺はなる!」
ルフィーよ。お前は本当にそれで海賊王になれるのか?
ルフィーには計画性がない
そもそも彼には計画性が全くない。行き当たりばったり。
5年先にどうなってるか、1年後にどうなりたいかなんて聞いても多分答えられないはずだ。
会社の面接だったら確実に落ちる。
夢を達成したいのであれば10年後、5年後、1年後のビジョンを明確にして計画を立ててその目標を1つづつクリアしていく。
それが大人としてのあるべき姿である。
ルフィーの目標設定はバラバラ
目標とは具体的で実現可能なもので明確な目的を持ち、達成するためのステップや計画が含まれるべきである。
ただルフィーの目標は達成したい夢に関係ないこともよくある。
冒険の途中の島でいろいろな困難や敵に出会う。
それを解決することが毎回の目標となるのだが、海賊王になるという夢に対して直接関係ないことがほとんどだ。
目の前の人たちは救えるかもしれないがその問題を解決したところで確実に海賊王に近づけるとは限らない。
もっと海賊王になるために効率よく目標をたててそれを具体的に行動にうつすべきである。
ルフィーには動機やその後が見えていない
そもそも、なぜ海賊王になりたいのか全くわからない。
なんか子供の頃からなりたいらしいが動機が不明瞭だ。
普通夢を語るなら強い動機が必要なはずだ。
彼が起業家なら投資家にこう聞かれるはず。
なぜそれをやりたいのか?
なぜあなたがそれをやらなければいけないのか?
そしてそれを達成して何がしたいのか?
海賊王になったところでどうしたいのかもわからない。
それでは世間では通用しない。
船長ならばそれくらい答えられないといけない。
でもルフィーが目指しているものって?
ウソップが元海賊王の副船長レイリーという人にワンピースがあるとされている「ラフテル」最後の島への行き方を聞こうとするシーンがある。
そこでルフィーは聞くなとブチギレるというシーンがある。
彼はなにかを達成するということに重きをおいていると言うよりも、その過程を楽しんでいる。
その過程にどんなことがあろうが、その方向に進んでいればいい。
その都度で出てくる障害物だったり敵を倒しながら1つずつ進んでいく。
いまだにラフテルには着かないが少しずつ経験と力をつけて進んでいる。
もしかしたらルフィーは海賊王にならなくてもいいのかもしれないとすら思えてきた。
海賊王になろうとすることがルフィーにとっての宝物であり、目指すべきものなのかもしれない。
漫画ワンピースは世界中で人気ではあるが、なんとも結果重視の欧米的感覚というより過程を重視する日本人にとても合った主人公である。
ルフィーを見ていると、1年後、5年後、10年後と緻密に計画を立てることは必ずしも必要ではなかもしれない。
無駄に思えることを一生懸命やることも必要なのかもしれない。
動機なんてなんでもいい。海賊王になりたいんだからそれでいい。
なったらどうするとか考えなくていい。
最短コースなんてつまらないしうまく出来るかどうかなんてわからない。
海賊王になれるかどうかはそこまで重要ではないのかもしれません。
僕たちはコスパや目先のお金や結果を求めすぎて重要なことを忘れてるのかも。
僕の場合はカナダに来る前、エンジニアになること先に決めた。
「エンジニアに俺はなる!」というか
「エンジニアになって飯を食えるように俺はなる!」だった。
そうやって船を漕ぎ出した。
カナダや英語はたまたま出会った「島」で得た情報をもとに積み込んだだけの副産物の荷物だった。
もちろん今となっては英語もやってよかったしカナダに来てよかったと思えているが、最悪カナダじゃなくてもよかったし、英語もしゃべれなくてもよかった。
エンジニアになって飯を食えるようになれればそれでよかった。
いろいろ途中で大変で困難はあったものの、なんとかここまでやってこれた。仲間もできた。いい宝物ができた。
ただ野望がちょっと現実的で小さかったのかもしれないなぁとも思ってきた。
エンジニアになるということは現実可能な1つの目標なだけで、ルフィーの「海賊王になる」にあたるみたいな人生の夢ではなかった。
目標をたてたり計画をたてたりすることも大切だが、夢を掲げてなんとなくそのコンパスの方向に寄り道をしながら進むことも同じぐらい大切かなと。
次はもうちょっと大きくて遠い夢を掲げて過程を楽しんだほうが、人生楽しいのかもしれないなぁと思いました。
計画なんていらねーよ!
ではでは。
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