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仮説を立てて言い切りたい

ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。

仮説を立てるのが難しい

最近心がけていることの1つに「とりあえず仮説を立て言い切ろう」ってのがありまして。
内容はどんなことでもいいんです。
ニュースでも社会問題でも人間関係でも仕事やキャリアでもなんでも。

でもこれがなかなか難しくて。

これを考えるようになったのは、ブログを書くようになってから。

なにかを発信しようと思った時に、自分のスタンスを持っていることって大事だなぁと感じました。

「僕の意見はこうで、こう考えてます!」ってやつです。

そしてこれは普段から必要な思考だなとも思ったわけです。

例えば、ある出来事や問題について話す時によくある話し方。
「Aも分かるし、Bも大事、でもCもアリだよね。」みたいなやつ。

日本人として教育を受けてきたので、周りの意見を気にするあまりすべての立場を拾いきろうとしてしまいます。

でもこれって結局なにもしゃべってないのと同じくらい生産性ないなぁと思うわけです。
友達の会話ならギリ許されたとしても、会議でこんな調子では使い物になりません。仕事や問題解決を目指している時はホントにナンセンスです。

なので間違ってていいので、とりあえず「自分はこう思う」とか「きっとこうなるだろう」とかっていうスタンスが必要です。でなければただ問題をなぞっているだけになります。

昔、ミスチルの桜井さんがなにかの対談で「嫌いな言葉は?」と聞かれた時に、「難しい問題だよね」という言葉と答えていたのが記憶に残っています。

この言葉は「この話は考えても分からないのでここで終わり」っていう思考停止の時に使う言葉だなぁって改めて感じます。

争い続ける 血が流れている
民族をめぐる紛争を 新聞は報じてる
分かってる 「難しいですね」
で片付くほど簡単じゃないことも

口がすべって - Mr.Children

問題を今は解決しないという判断も、それはそれでひとつの解決策ではあるけれど、それは能動的でなければなりません。

考えを今は先延ばしにするという判断と、何も考えずに先延ばしするのでは結果が違ってくると思います。

自分のスタンスを明確にすると、問題の解像度が上がること結果を追いかけやすいということがあります。

何も分からないからとりあえずやってみようっていうより、仮説を立てて方向性を決めておくと問題が明確になります。

例えば問題がキャリアのことだとして、「エンジニアになるにはどうしたらいいか?」よりも「エンジニアになるためにはAIの分野が足りないからそっちからの方が早いのではないか?」みたいな感じで仮説を決めておいた方が進みやすいです。

たとえそれが間違ってたとしても、そこから何が足りないのかが分かりやすくなります。
そしてどこを変更修正したらいいか作戦が立てやすいです。


ただし仮説をどのくらいの解像度で立てるのか、どういう風に立てるのかすごい難しいとも思っていて。

怖いのは、仮説を立ててそれを信じるあまり、それに有利な方向ばかり意見を集めてしまう事。

例えば、「地球は平らなのではいか?」
って仮説を立てて、それを信じ込んでしまうとどんどん地球は平たい証拠みたいな情報を集めてしまう可能性があるわけで。

人は遠いもの同士がくっついて見えた時に「アハ
体験」みたいなものを感じて脳が喜んでしまいます。

どうすればできる限りの客観性をもって仮説の結果を分析するか。
これには訓練がいるなぁと感じております。

というわけで

今までどっちつかずの発言をした事は何度もあります。
それは自分の自信のなさから来てるものだったり、勉強不足だったり、思考停止だったり。

でも、何事にも自分のスタンスを明確に出来たほうがいいです。
そして、間違いや違う意見を取り入れて修正できる柔軟さが大切だろうなと思います。

いやー、言い切るって難しい。
そしてそれを修正するのも難しい。

ではでは。

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