SHOGUN 将軍 を見なければ
先日、アメリカの優れたテレビ番組に送られるエミー賞で、日本の真田広之さんが主演男優賞に選ばれ、英語で感謝のスピーチをしておりました。
しかも、エミー賞でひとつのシーズンの作品として最多の18の賞を受賞。これはエミー賞で最多の受賞記録の快挙のようです。
この「SHOGUN 将軍」は、ディスニープラスに加入しないと見れないので僕もまだ見ていないんです。
すいません。
実は、この「SHOGUN」が放送スタートした時に、会社でカナダ人とイタリア人の同僚に「お前見たか?」って数回聞かれていました。
「めちゃくちゃ面白いから見ろ!」ってイタリア人に勧められていたんですが、結局見ていませんでした。
なので、そこそこ有名なんだろうなと思っていましたが、ここまでとは。
この作品は真田広之さんが主演と初のプロデューサーとしても参加し、日本のリアルな時代劇を表現しています。
制作はディスニーなので海外制作ですが、
「はぁ?なんじゃこの日本の描写は?」
みたいなのがほとんど無く、さすが真田広之プロデュースって感じです。
日本人からしたら、ハリウッドの日本の描写は舐めているとしか思えない表現はよく見かけます。
日本が舞台だけど、それどこの日本だよ!みたいなツッコミを入れたくなる作品が山程あります。登場する日本人らしき人の日本語もめちゃカタコトとか。もう見てられない。
それもこれも、残念ながら海外で活躍する本物の日本人が居なかったからだと思います。
しかし、テレビ番組のエンタメにおいて、その風穴を今回は開けてくれる大きな転換点になりうるんではないでしょうか。
真田さんは2003年のラストサムライから拠点をロサンゼルスに移して約20年。
インタビューでは、
と、20年やってきたからこそできたことなんだろうなぁと思います。
英語もちゃんと話す
エミー賞での最後のあいさつは日本語でしたし、「SHOGUN」は70%が日本語らしいですが、もちろん真田さんは英語もちゃんと話せます。
英語だけのトークショーにも、もちろん通訳なしで出演されていました。
日本の俳優さんで堂々と英語をこれだけちゃんと操って活躍できる人が今までどれほどいたのか。
かなり希少なのではないでしょうか。
20年前に海外に拠点を置く覚悟を決められたのはすごいし、ちゃんと結果をだしたのはほんとに素晴らしい。
どれだけの苦労や上手くいかないことがあったのかは想像もできませんが、大変だったと思います。
「20年も英語やっていたらこれくらいできるでしょ」って簡単に考えてしまいますが、そんなことはない。
やっぱり自分で勉強しないと絶対にすぐに頭打ちになって上達しません。
6年経っても全然な僕が言うんだから間違いない。
努力しないやつは、何年いても英語は上手くならない。
英語ができれば、日本だけの評価じゃなくて、世界中で活躍したり評価してもらえる可能性があります。
日本はアニメ・J-pop・エンタメ・スポーツが先行して海外で活躍しています。日本にはまだまだ世界で戦えるポテンシャルを持っている。
僕はエンジニアなので、日本人が世界で戦えるポテンシャルがあるのを知っています。英語の壁を乗り越えれば絶対に戦えるはず。
なので、いろんな業界でも海外で、もっと日本人の活躍が聞こえてくれば嬉しいなと思います。
というわけで
そういえば、これを書いていて思い出しました。
いつだったかは忘れましたが、たぶん1年か2年前くらい。
近所の日本のラーメン屋に入ってラーメン食べていると、なんとなく向かいの席の人が、見たことある人だなぁって一瞬思ったんです。
普通のTシャツに半ズボンみたいな格好だったと思います。まぁ特にどこにでもいるアジア人、もしかしたら日本人かなぁぐらいの印象の人でした。
気にせずにラーメンを食べていると、その人が先に席を立って支払いを済ませて出ていきました。
「なんか見たことあるなぁ。どっかで会った知り合いやったかな〜?」
なんて考えながら、ボーッとその人が出ていくのを眺めていました。
そしてその人が見えなくなって、まぁいいかっと思ってラーメンを食べようとした瞬間にピンときました!!
「あ!!あれ、浅野忠信さんだ!!」
そうです。SHOGUNのロケ地がカナダのうちの近所でやっていて、そこに出演していた浅野忠信さんがいらっしゃったんです。
そう思えば、確かにオーラが凄かったかも。
いや、優しそうなイケおじでしたわ。
握手でもしてもらえばよかった。
でも、まぁわざわざ海外で日本人に声かけられるのも鬱陶しいかもしれないので、これでよかったかもしれません。
そういえば、僕の友達もたくさんSHOGUNのエキストラに参加していました。こっちのエキストラってすごく時給いいんですよね。
待ち時間ものすごく長いみたいですが、それも時給に入るみたいです。
僕も参加すればよかった。
SHOGUN、おめでとうございます。
ではでは。
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