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ITエンジニアは休日も勉強する必要があるのか?

ITエンジニアは休日も勉強する必要があるのか?

よくITエンジニアは休日も勉強しなければいけないですか?というのを見かける。

私の結論からいうと別にしなくてもいいんではないかと思ってる。
ただ例外として最初の1年か2年は覚悟してほしい。

やらなくていい理由

仕事である程度キャッチアップできるのではと思っている。
自分も実務で覚えたことがほとんどなので日常の業務でスキルアップするのが一番手っ取り早い。
もちろん実務で使用してる技術はいつも最新技術ではないので情報収集は必要かもしれないが新しい発見や学びは常にある。

面白そうな技術や使えそうなツールはどんどん提案して実際の仕事で使えるようになるのがベストである。

会社でハッカソンや技術発表会やLTを提案してみるとか、新しいツールの試験導入をしてもらうように提案してみるとか。
自分から新しい技術をみんなに共有したりするのもいいかもしれない。
できるだけ日々の業務でスキルアップできる環境を作る方法を考えたほうがいいと思う。

あとこれはチームの状況にもよるだろう。
コードレビューを活発に行ってるか、経験のあるリードやメンターになりうる人がいるかいないかでも大きく変わってくる。
活発なコードレビューがあれば学びはある。

もし会社の体制が古くて新しいことをできないとか、提案しても上司に突き返されてしまう場合は転職を考えたほうがいいだろう。社会には一定数現在の状態を変化させたくない人はいるのである。
また会社の業態や状況によっては新しい技術を入れたくてもなかなか変更できない場合もある。そういう場合、レガシーな環境で長年一緒に埋もれていくぐらいならさっさと転職したほうが解決すると思う。

業務で自分の成長を感じられない環境であるならそれも危機感をもったほうがいい。自分から成長できそうな部署に変えもらうか、これまた転職を考えたほうがいい。

転職の際には少しだけ勉強は必要になるかもしれないがそこは一瞬なので割り切って頑張って欲しい。

ITが他の業態と少し違うのは転職に対して比較的ネガティブではないところ。
特に海外であれば1、2年で転職なんてのは結構普通にあるし特に何も思わない。
まだまだ日本はネガティブに思われることもあるかもしれないが、それでも他の業界よりはかなり緩いし受け入れてくれるところが多いと思う。

さっさと転職して風通しのいい環境に移って勉強、スキルアップできる環境を自分で整えてほしいなぁと思います。

最初の1,2年は覚悟してやって欲しい

ただし、キャリアスタートの最初は例外だと思ってる。

私も30歳を超えてからのキャリアチェンジでこのIT業界に入ってきたが、最初は覚えることがホントにたくさんあって大変だった。
なので仕事で使う技術とかは仕事が終わってからも本とかを読んで勉強してた。
一日でも早く実務で使い物になるためにはキャッチアップのための勉強は必要である。

エンジニアという職業は技術で飯を食っている。この技術をプロのレベルまでもっていく最初の段階は歯を食いしばる必要がある。
美容師だって夜遅くまでレッスンするし、弁護士、医者だって死ぬほど勉強するし、寿司職人だって練習する。
技術職ってそんなものだと認識している。
それでそこそこの給料を頂いているのである。
一旦ある程度までキャッチアップすれば、新しい技術もそこまで時間がかからずに勉強できるようになると思っている。勘所を掴むってやつかもしれない。

最近のエンジニアブームをさておいて、エンジニアなんてもともとオタクがなるような職業である。
良くも悪くも言われなくても勝手に技術を追求する人たちが多い業界。地頭がいい人も多いし、言われなくても休みの日に勝手にアプリを作ったりするような人たちである。肩を並べるとはいかなくてもついていけるように一日でも早く素人を脱出しよう。

そこまで技術に興味がない場合

エンジニアはなにも技術力のみで勝負してるわけではない。どんなに技術力があっても一匹狼だとうまくはいかない。あくまでチームの仕事である。

もし自分が技術力だけでは勝てない、あるいはそこまで技術に熱狂してないと思うなら違う力をつけてチームに貢献する方法もある。

チームを円滑にする役割であったり、ビジネスサイドを理解してマネージャーや経営する側と寄り添うエンジニアでもいいわけである。
デザイナーとプロジェクトをつなぐエンジニアでもチームにとってはありがたい存在かもしれない。
できるだけ得意な部分を探してそれを言語化できるようにすれば自分の価値は上がっていくはずである。

エンジニア人生は長い

エンジニアで食っていくなら少なくとも20年以上は技術と向き合うことになる。その間に目まぐるしく技術は変化していく。
エンジニアである以上そこに柔軟に対応していく必要がある。
とはいえコンピューターサイエンスでいえばもうだいぶ昔から根本的には変わっていない。基礎の考え方は似たようなものだ。
流行りのフレームワークだけに集中してしまうとすぐに使い物にならなくなるかもしれないのでそこだけは注意したい。

また自分で独立したり起業、フリーランスの場合は自分の技術が収入に直結するため、仕事だプライベートだの言ってられないと思うのでここはまた別の話である。

休日に勉強は必須ではない。大事なのは体と精神の維持

私が思うエンジニアであるために重要なことは技術も大事だが
1に睡眠、2に運動、3に技術、4にコミュニケーション
ぐらいの感覚である。

優先度は人にとってそれぞれだと思うが、健康の維持と精神の安定のほうがはっきりいって何倍も大事。そのためにちゃんと睡眠とりましょうってことです。
休日はしっかりリフレッシュしてまたコードを書こう。

一番体が大事ってことでおしまい。

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