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大阪大学発ベンチャーがコロナワクチン開発断念。多額の税金が無駄に…

大学発ベンチャー「アンジェス」が9月7日に新型コロナウィルスワクチンの「開発断念」を発表しました。

国内企業による創薬・医療機器開発を応援している私としては、とても残念です。

しかし、今回のこの発表は単に「残念でした」では済まない、大きな問題があると考えます。

お金」の問題です。

①2020年8月に厚労省からワクチン開発の助成金として約94億円
②2020年5月に日本医療研究開発機構(AMED)から助成金20億円
③大阪府から1億5千万円の補助。

など、公的なお金がつぎ込まれています(その他にもあるかもしれません)。
ちなみに、②のAMEDからの助成金については、大手製薬会社の塩野義製薬が13億円で、アンジェスより少額だったようです。

なぜ、ベンチャー企業にこんなに多額の公的なお金が与えられたのでしょうか?
調べてみても過去にワクチン開発の優れた実績があったわけでもないようです。

私的な投資ならば「残念だったね」で良いと思いますが、公的な高額な金銭が投入されているとなれば、話は違います。

単に「果敢に挑戦したけど、ゴールにたどり着けなかった」という美談で終わりにしてはいけない内容と思われます。

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