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国保診療所の閉鎖

茨城県にある国民健康保険(国保)診療所の一つが、来年3月末で閉鎖になるそうです。

国保診療所は、市町村が設置する医療施設で、近隣に民間の診療所が無い地域に設置される事になっているようです。

調べてみますと、この診療所は1952年に開設されたようで、戦後まもなくです。

その後、移転や名称変更などもあったようですが、70年後の現在とは人口分布や医療情勢も大きく異なる事は想像できます。

長年通院している患者さんからは「寂しい」という声が当然聞かれるようですが、市町村が運営しているという事は税金が投入されるという事です。

年間約2000万円の赤字という事で、多くの市民から賛同を得ることは難しいと思われます。

さらに「車で10分圏内に医療施設が4つある」状態のようですので、この診療所が閉鎖になっても患者さんへの負担は大きくは増えない事も閉鎖を決めた大きな要因と思われます。

診療所だけでなく、入院施設の有る病院も全国的に統廃合が進んでいます。
それが時代の流れであるとも思いますが、今回のコロナのような一時的な患者増加時の対応においては心配でもあります。

そして、ますます高齢化が進む日本ではさらに不安になる部分もありますが、テクノロジーなどを用いて効率的な医療提供に貢献したいと思っています!

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