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ズームレンズとは|単焦点的使い方(大三元は神レンズなのか)

こんばんは。Kaniemonです。

給付金何に使いますか?写真趣味の人は新しいカメラやレンズを購入したり、、、と悩むのではないでしょうか。特にレンズは沼ですね。

単焦点レンズとズームレンズどちらを買おうか?
自分にとって最適なレンズは?

など、レンズについて迷ったことはありませんか?

本日のnoteは少しカメラ、レンズについて知ってる方向けです。
レンズの名前を見て、
・ズームレンズか単焦点レンズか理解できる
・値段の想像がつく
・重さの想像がつく
というくらい知識がある方、単焦点レンズを使っている方で、でも「今後どんなレンズ買ったらいいかわからない」という方にはぜひ読んでいただきたいなと思います。

僕はタイトルにある通り、FUJIFILMの大三元ズームレンズ、XF16-55mmF2.8 R LM WRをメインで使っています。

超便利で、良い写り、神です!

選んだポイントは

・ある程度広角までいける標準域のズームレンズである。
・大三元ズームレンズにしては軽い
・防塵防滴
・フォーカス性能が良い
・写りの評判がいい

ということです。
そしてもっと重要な使用上のポイント

・基本このレンズだけで撮る
・ファインダーを覗きながら(ディスプレイを見ながら)ズームしない

ということです。

もっと言うと、僕にとってこれは「ズーム」するためのレンズではないのです。

順番に説明していきます。

レンズ選びの基準は?|何を撮るか決まらないと、レンズは一生決まらない

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レンズ選びで迷っている人に、いきなり酷なことを言います。

あくまで僕の考えですが、「何をどんな感じで撮りたいのか」が決まらないと、自分は何のレンズがほしいのか、使いたいのかは永遠に決まらないと思っています。

人を撮りたい
 └浮き立つように撮りたい→中望遠で単焦点
 └背景の広がりを活かしてダイナミックに撮りたい→広角
自然を撮りたい
 └花を寄って撮りたい→マクロレンズ
 └雄大な景色を撮りたい→広角
子供を撮りたい
 └運動会や発表会などで我が子にフォーカスして撮りたい→望遠レンズ
 └日常の生活の中でスナップ写真を撮りたい→標準で単焦点

などなど。撮りたいシーンによってレンズは変わりますよね。ここまでは少しレンズに詳しい人ならわかっている方が多いと思います。

また、特殊な条件(極端に暗い、超望遠、雨や雪など)での撮影をしたい、ということであれば、それがレンズを選びのスペックの根拠になるはずです。

しかし現実、「そもそも自分て何を撮りたいんだ?」と道に迷っている人も多いかと思います。

この問に対する答えは自分以外誰にもわかりません。何を撮りたいのか、がわからないならば、わかるまでいろいろなものを撮りまくってみるべきです。

そして、それまでは単焦点レンズを使ったほうがいいと思います。35mmか50mmがです。50mmが良いという人が多いですが、僕は35mmがオススメです(別記事で書こうと思います)

重要なことは「一つの焦点距離しか持っていない」という制約がある状態で撮り続けること。限られた状況だからこそ、「もっとこういう感じで撮りたいのにっ!」という飢えている状態を作ることが大事だと思います。

そこで出てきたものがとりあえず自分の撮りたいものであり、次に買うべきレンズであると思います。

僕がズームレンズを選ぶ理由

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冒頭でもお話しましたが、僕はFUJIFILMの大三元ズームレンズ、XF16-55mmF2.8 R LM WRをメインで使っています。

しかしズームレンズを使っているという意識がありません。言い換えると、単焦点レンズを常に4本持ち歩いている、という意識でいます。

このレンズを買うまでNikonのフルサイズカメラで単焦点レンズを複数持っていました。いろいろ撮り続けて行った結果、3~4種類焦点距離のレンズを日常的に使いたいということがわかりました。

具体的には、35mm換算(フルサイズ換算)で
・20mm位の広角
・35mm
・85mm
という焦点距離をよく使います。

撮りたいものは街中のスナップ写真や日常の風景です。しかも、結構3つともよく使います。

単焦点レンズを3,4本持って出かける、ということを考えましたが、それはかなり重い、ただし、スペックの良いズームレンズ(大三元ズーム)はとにかく大きく重い、ということで、どうしようか悩みました。

そしてこれを理由にFUJIFILMに完全移行したんです。具体的にはX-H1というカメラにXF16-55mmF2.8 R LM WRというレンズをメインで使うようになりました。僕の好きな3つの焦点距離もカバーしているし、標準と言われる50mmとしても使えます。

F2.8という明るさで撮れる上に、フルサイズのものと比べたら全然小さく軽い、持ち歩けるレベルで、しかも防塵防滴、評判もよい。

僕は単焦点レンズを4本持っているつもりでこのレンズを持ち歩いています。

誰がズームレンズを使うのか

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特に初心者向けのブログやYoutubeのカメラ解説では、単焦点レンズを選ぶべきとして、大体こんな話が多いです。

単焦点レンズの方が解像感がよい。

単焦点レンズの方が背景がボケる。

初心者は自分の足で動いて、適切な距離感を掴むべき。

他にもいっぱいあります。

では、いつからズームレンズ使っていいのでしょうか?初心者じゃない状態ってなんでしょうか?

僕の答えは、2つです。

・この焦点距離だとこういう表現ができると理解できたとき
・どの表現をしたいのか、自分がわかったとき。

ここまでわかって、「自分はズームレンズがいい」と思ったのであれば、ズームレンズを選べばよいと思います。

理由は1つです。ズームレンズとは「寄る⇔遠ざける、狭くする⇔広くする」というだけのものではないからです。広く写したときの表現と、遠くのものを近くに写したときの表現が違うのですが、「ズーム」という「便利さ」だけで写真を撮っていると、この表現の部分を考えなくなってしまいます。そしてこの表現の部分は写真を撮る上でとても大事なことだと思います。

このことをわかりやすく解説してくれているのはこちら。


ryupinas流、ズームレンズの使い方

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というわけで、僕のズームレンズの使い方のポイントは「焦点距離による表現の違いを意識しながら使う。(ズームできる、という便利さに頼らないようにする。)」ということです。

そしてこれを行うために具体的には

・カメラを向ける前にズームリングを動かす
・16mm、23mm、35mm、55mmのみを使い、その間は使わない。
・ファインダーを覗きながら(ディスプレイを見ながら)ズームしない
・そこから自分の足で動いて距離を撮る

ということをしています。

つまり、ズームレンズなのに、足で動いて距離をとっているわけです。
そしてこれが「正しいズームレンズの使い方」なのだと思っています。

あくまでも複数の単焦点レンズを持っているつもりで、今「何をどう撮りたいのか」を考えて、それに対していつもレンズを選ぶつもりでズームリングを回します。

こうやって撮ると、ズームレンズは本当に「便利なレンズ」で、1つのレンズでいろんな表現ができるものなんです。

2、3単焦点レンズをもって撮ってきた方はぜひ試してみてほしいです!




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