木曜ドラマ ザ・トラベルナースは絶対見た方がいい

看護師さんや看護学生さん、看護受験生にぜひ見てほしいドラマです。

看護師さんは特にスカっとするはず!


同僚に勧められて見たザ・トラベルナース(私は2回見逃したのでAbemaで見ました、TELASAでも見れるみたいです)とってもおもしろいです。

脚本はドクターXも手掛けている中園ミホさん。

トラベルナースってマンパワー応援ナースではなくて、上級の看護職が組織に期間限定で入るトラベルナースなんです。(発祥はアメリカだそう)

アメリカ帰りのナースプラクティショナー(医療行為をおこなえる上級看護職)岡田将生君の医師から反感を買うけど、正面切ってごもっともな発言をするところ。

厚生省の看護系技官も勤めて看護部長を経験してきた中井貴一さんの謙虚で上品な振る舞いなんだけど、実は形式だけで、私利私欲の悪を掴み、看護師として誇りを持ち、正義を貫くところ。


医師が、看護師は口出しするな!とか、診断は私がするんだ!って言っているのを鵜吞みにしてるんでしょうか。

「医師は病気を見つけて病気を治す、看護師は人をみて人を治す」

それが理解できていれば、医師の指示がないと看護師は患者に何もできないなんていう発想がそもそも看護師にはないはず。


言われたことだけやる、意見なんて言うもんじゃないと。このままじゃ、人を見ない看護師も増え続けて、清拭は体を拭くだけ、口腔ケアは口腔をケアするだけ‥ケア時の観察はなんの意図もないでしょう。だったら介護士じゃなく看護師がなんで療養上の世話をするのでしょうか。指示に従えば責任もない。責任もなければそれでよくなる。

日本の医療がこのまま病気を見つけて病気を治すだけしたら、医療の都合で社会や生活は左右され多くの時間を奪われて、方法によっては人間の力で治せるのに、治療をしなくていい人も病院にかかり続け、薬を飲まなくていい人も薬を飲み続けて、人にも優先順位がつけられ、生かされるだけで、人間らしい生活に近づけないでしょう。

以前から日本の医師は裸の王様みたいな人が多かった、それを見て看護師が意見を言えるほどの力があった。あの時代は一瞬だったのか、早く戻ってきてほしい。

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