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無が先

無の世界が不安定だと、有を形成することは出来ない。


これ真理。


即ち、無が先で有が後。


この順番を間違えると、いくら有に入れ込んだところで、何も成らないということだ。


もし今、有の世界がままならないのであれば、無、即ち、見えない世界の力動、波動を感じ、整える必要がある。


ここが乱れていると、見える世界で何をやってもうまくいかない。


己、無を感じれるか。


無の世界を捉え、受け入れることが出来るか。




「それって、お化けの話?夏だからって、よしてよ。笑っちゃう」




「目を瞑ると、頭の中に様々なことが思い浮かんできます。このことでしょうか。それとも、それでもないものですか?」




「それって、反物質の話ですか?反物質って、僕たちの世界を構成している物質とは正反対の特徴を持つ物質なんですよね。で、この反物質は、物質が粒子から構成されるのと同じで、反粒子ってやつから構成されているって聞いたことがあります。これって、宇宙誕生に関わっているとかいないとか。面白いですよね」




「何言っちゃってんの?見えないものは見えない。見えるものしかない。見えないものを信じてもなんにもならない。だから、見えるものだけを信じればいい。その方が分かりやすいし」




「えっと、そうすると、理論的には、無の世界が最初に出来て、後から有の世界が造られていったっていう捉え方で良いですか?」




「確かに、世の中には、見えないものに名前がついていることたくさんありますよね。魂とか、心とか、幸せとか、勇気とか、怒りなんてものもそうかもね。そうして分類していくと、無の世界観が見えてくるかも」




「なんか“無”とか“無の世界”って言われると、すぐに宗教をイメージしちゃう。そうそう、神仏の話とか。そういうの怪しいから私は無視!」…




人間、無と有のことでも、妄想、創造力をたくましくするものだ。


それが人間の特性ともいえる。


現代は、あまりにも目に見えるものに躍起になりすぎていないか。


そんなに有を集めて、囲って、独占して、苦しくはないのか?


道理は、有を生み出したくば、無を安定させることに集中した方がいい。


単純な道理。


無を大事にすることで、無駄な我欲は削ぎ落されていく。


試してみるがいい。





そのことを肝に銘じ、心を鎮め、無を味わい、まずは重く一杯になった物質世界にスペースを作っていきます。





有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者