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読書ノートは書かない

読書ノートとはなんぞや。

読書ノート。
その名の通り、読書記録を書き留めたノート。
ちょっと調べるとたくさんの書き方やHow Toがでてくる。本の書影とあらすじ、感想と響いた言葉などをノートに書き記す。
私は読書専用のアカウントをInstagramとTwitterに持っている。利便性を考えて読書系アプリにもアカウントがあって日々読み終えた本を登録している。

でも読書ノートはつけていない。

読書ノートをつけないわけ。

読書ノートはインプットした情報を忘れないように書き留めておく一つの方法。だから私はつけていない。
なぜなら内容を忘れていいと思っているから。

身も蓋もない。
はい、すみません。でもね、人って覚えるという能力があるように、忘れるっていう能力もあると思うのです。
忘れるっていうと悪いイメージかもしれませんが、忘れないと生きていけないのが人間だからね。
作家さんが聞いたら忘れないで!と思うかもしれませんが、忘れた頃に再読という新しい楽しみがあるじゃないですか。

本との出会いは一期一会。こんなにもSNSが盛んじゃなかった頃は書店で出会うその出会いがほぼ全てでその時々の気分や状況で欲する本が違って、手にした時は買い時だと思ってます。本好きな人はみんな同じじゃないかな?
欲するままに本を読む。そこで覚えていられることなんて大してない。でも手元にあればまた欲する時期になった時に再読すればいいのです。

では、なぜ読書用アカウントをやっているのか。

では、私がInstagramやTwitterの読書垢で読了した本の感想を呟いたり、サイトで登録したりするのは何故か。単純に読んだことを忘れないための備忘録。
そう、本の内容は忘れていいけど読んだことは忘れないようにしたいから。

自宅の本棚に同じ書籍が意図せず複数並ぶのを防ぐため。これが最大の読書アカウントをはじめたきっかけ。ただの備忘録だけじゃ寂しいから感想を書いてみることにして、さらに「Twitterの140文字制限」に挑みたくなり、今はタイトルや著者名を含め140文字以内でいかにネタバレせずに感想を書くかというドMの設定を楽しんでいる。

ネタバレ厳禁であらすじに触れずに書いているので、見返しても内容は忘れていたりする。ただその時に感じた素直な140文字だけが記録として残る。

つまりその時期に読んだ事実とその時に感じたことだけがわかれば、今の自分が同じように感じるのか。過去との対比が可能になればいいのかなと思ってます。

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