見出し画像

平野啓一郎×小川公代「三島由紀夫はなぜあのように生き、死んだのか」(No.1021)

考える人 メールマガジン
2023年8月17日号(No. 1021)

平野啓一郎×小川公代
「三島由紀夫はなぜあのように生き、死んだのか」

 執筆開始から23年の年月をかけて、小説家・平野啓一郎氏は今年4月に『三島由紀夫論』を刊行した。『仮面の告白』『金閣寺』『英霊の声』『豊饒の海』の4作品の精読を通じて、三島が描いてきた「作品世界」と、天皇主義者としての彼の「行動」とを一元的に論じる画期的な三島論。この作品は発売直後からSNSなどで大きな反響を呼び、発売後わずか1週間で増刷決定、1か月以内に三刷が決まるという、高価な文芸批評書としては異例の売れ行きが続いています。

 本書の出版を記念して、5月23日にジュンク堂池袋本店にて、刊行記念トークイベントが開催されました。著者・平野啓一郎氏の対談相手を務めるのは、「ケア」の概念を軸とした文学研究で知られる小川公代氏。三島とオスカー・ワイルドとの共通性から始まり、セクシュアリティの問題、認識論、ニヒリズムの克服といったキーワードを軸に語り合った模様をお届けします。

アクセスランキング

■1位 村井理子「村井さんちの生活」
それが一番アカンやつ

■2位
平野啓一郎×小川公代「三島由紀夫はなぜあのように生き、死んだのか」

■3位 池口龍法「住職はシングルファザー!」
1. お坊さんの結婚と離婚

最新記事一覧

■池口龍法「住職はシングルファザー!」(8/4)
3. 生活再建への第一歩

「離婚してまず向き合うべきは、子供の心である」。
離婚当時、小学2年生と幼稚園年長だった二人の子供たち。新米シングルファザーが心がけたのは、生活のリズムを整えること。そのために取った行動とは?

■南直哉「お坊さんらしく、ない。」(8/14)
二十八、命の種――「あなたがそこにいてくれるだけでいい」

ある老僧の終戦直後のエピソードより。
「命の尊さ」が理解できるのは、「あなたが、ただそこにいてくれるだけで、私は嬉しい」と断言する者がいて、言われた人がそれを実感できた時だけである。それこそが「命の種」なのだ――。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■考える人
https://kangaeruhito.jp/

■note
https://note.com/kangaerus

■Twitter
https://twitter.com/KangaeruS

■Facebook
https://www.facebook.com/Kangaeruhito/

Copyright (c) 2023 SHINCHOSHA All Rights Reserved.
発行 (株)新潮社 〒162-8711 東京都新宿区矢来町71
新潮社ホームページURL https://www.shinchosha.co.jp/

メールマガジンの登録・退会
https://www.shinchosha.co.jp/mailmag/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

もしサポートしてくださったら、編集部のおやつ代として大切に使わせていただきます!