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三品輝起と島田潤一郎が語る、世界の〈雑貨化〉と〈断片化〉(No. 890)

考える人 メールマガジン
2020年11月19日号(No. 890)

すべてが〈雑貨化〉する世界でどう生きていくのか
三品輝起×島田潤一郎「雑貨の地図と断片化する世界」

東京・西荻窪で雑貨店「FALL」を営む三品輝起さんが、「考える人」に連載したエッセイに書下ろしを加えた『雑貨の終わり』が現在好評発売中です。

刊行を記念して、9月16日には下北沢の本屋B&Bで、三品さんのデビュー作『すべての雑貨』の編集・出版を手がけられた夏葉社の島田潤一郎さんとのオンライン配信のトークイベントを開催。

三品さんが半径10メートルの店内から観察した「雑貨化」と、パラレルに進行する断片化する世界。もはや資本に覆われた世界の外部に私たちは立つことができないのか?! 白熱した対話の模様を前後篇に分けてお届けします。


「こんなにヘンで、こんなに凄い冒険家は見たことがない」
高野秀行氏も驚愕! 新時代の冒険家・春間豪太郎の新刊『草原の国キルギスで勇者になった男』試し読み!


「リアルRPG」を合言葉に、キルギスで「新しい冒険様式」に挑んだ春間豪太郎さんによる連載が『草原の国キルギスで勇者になった男』として、絶賛発売中!

人生は、RPGだ。愛馬を引き連れ、広大なフィールドを駆け巡れ! 舞台は中央アジアの秘境・キルギス。ほかにもイヌワシとの共同生活、羊飼い珍道中、はたまた誘拐婚に遭遇したりと、トラブル満載。最新ガジェットも駆使した、これぞ、リアルRPG。新時代の冒険譚だ!

冒険家・春間豪太郎が生まれるまでの経緯を綴ったプロローグ「さあ、冒険をはじめよう!」と、キルギスでの写真を紹介する「ぼうけんのきろく」を公開しました。

この本で、ともに勇者になりましょう!

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編集長のお気に入り

◎虎ノ門横丁

このところ、立て続けに東京・虎ノ門に行く予定があったので、仕事の合間に虎ノ門ヒルズビジネスタワー内3階に今年6月に出来た「虎ノ門横丁」に行ってランチしてきました。アクセスはこちらも出来たばかりの東京メトロ・日比谷線「虎ノ門ヒルズ」からすぐです。

ビルのワンフロアを横丁に見立て、様々な小さな店を集めてハシゴしやすくする形態は、ここ数年の流行ですね。「赤坂バル横丁」など似たような雰囲気のところはいくつもありますが、「虎ノ門横丁」が他と違うのは、なかなかこういう場所に店舗を出しそうにない、予約の取りにくい東京の名店を集めたことです。

新宿の有名な焼きトン屋「鳥茂」、焼き鳥の人気店「バードランド」、渋谷松濤の完全紹介制ジビエレストラン「エレゾハウス」の姉妹店、「赤坂離宮」の焼き物専門店、沖縄・台湾・中華をミックスさせた「琉球チャイニーズTAMA」、フレンチとんかつ「つかんと」とか。東京で食べるのが好きな人なら、機会があったら行ってみたいなと思う店ばかりなんじゃないでしょうか。

久々に散歩してみると、虎ノ門自体が、再開発されて風景がだいぶ変わってきたことに気づきました。昔から大好きな居酒屋「升本」などは残っているのですが、2014年にハイアットグループが「アンダース東京」をオープンしたのを皮切りに(パークハイアットとグランドハイアットの間くらいのランクのようです)、日本を代表するホテルのひとつ「ホテルオークラ東京」が昨年建て直されて「The Okura Tokyo」に生まれ変わり、今年はマリオットグループの「東京エディション虎ノ門」が誕生するなど、いつの間にか超高級ホテルゾーンになっていてびっくりします。

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