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いま注目の情報学者、ドミニク・チェンさんサイン本プレゼント!(No. 849)

考える人 メールマガジン
2020年1月23日号(No. 849)

いまもっとも注目すべき情報学者、ドミニク・チェンの『未来をつくる言葉』試し読み&サイン本プレゼント!

「考える人」で連載していたドミニク・チェンさん「未来を思い出すために」が、『未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために』と改題して刊行されました!

〈この人が関わると物事が輝く! 気鋭の情報学者がデジタル表現の未来を語る。〉

ぬか床をロボットにしたらどうなる? 人気作家の執筆をライブで共に味わう方法は? 遺言を書くこの切なさは画面に現れるのか? 湧き上がる気持ちやほとばしる感情をデジタルで表現する達人――その思考と実践は、分断を「翻訳」してつなぎ、多様な人が共に在る場をつくっていく。ふくよかな未来への手引となる一冊。

「考える人」では、本の冒頭を一部試し読みできます。

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また、刊行を記念して、ドミニク・チェンさんのサイン入り『未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために』を抽選で3名様にプレゼント。締め切りは2/11(火・祝)23:59!

ご応募はこちらから↓

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「考える人」は、noteを始めました。

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安田菜津紀の写真日記620

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編集長のお気に入り

◎映画「パラサイト 半地下の家族」 ポン・ジュノ監督

カンヌ国際映画祭での評判を聞いてから、これはいかにも自分好みな映画だと思っていたのですが、想像していた以上の緻密な作りで圧倒されました。1月にして年間ベスト級の作品でした。埼玉県の郊外の映画館で見たのですが、結構混んでいて嬉しくなりました。

半地下にしか住めない全員失業中の貧乏な家族が、高台の豪邸で暮らす一家に入り込むという話なのですが、こういう形に物語を転がしていくのだろうな、と思ってからの意外な展開が二回ぐらいあって、思ってもいないところに連れていかれます。

このドライブ感こそがポン・ジュノだなという気がします。野卑なのに緻密。作り手の想像力の粘り強さを感じます。

近年のカンヌ国際映画祭のパルムドールは格差社会がテーマのものが多くて、2016年がケン・ローチの「わたしはダニエル・ブレイク」、2018年が是枝監督の「万引き家族」、で、昨年2019年が「パラサイト」だったわけですが、この3作を超えるのはかなり難しいのではないでしょうか。「いい話」として社会問題を描くことを拒絶する、高い水準の作品群だと思います。

あと、「お嬢さん」を撮ったパク・チャヌク監督といい、「バーニング」のイ・チャンドン監督といい、韓国の才能ある監督たちが、今まさに、キャリアの頂点というべき映画を撮っていることに驚きを覚えます。

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