見出し画像

【読了】その本は

又吉先生とヨシタケシンスケさんの共著、
『その本は』を読んだ。
ずっと読みたくて、図書館で貸出予約していた本。
やっと順番が回ってきて、手に取ることができた。

前もって情報をいれずに楽しみにしていた。
だからどんな本か、その本は分からなかった。
文章量はそれほど多くないため、スラスラと読める。
なんだか久しぶりに絵本を手に取った感覚。
ヨシタケシンスケさんが普段、
絵本を描かれているからだろう。

又吉先生が言っていた、
「普段本を読まない人への1冊目におすすめしたい」
という意味が分かった。
読みやすいが、読後の満足感がたっぷりある。

ほのぼのしているようで、自分で考える余白がある感じ。
笑っていたと思ったら、いつの間にか涙していたり。
まったりした空気の中に毒が入っている。
毒と感じる部分は、読む人によるのかな?

本を人に見立てたり、感情があったり、
本自身に物語があるような。
こんなに想像を膨らませてくれる文を、
心を動かしてくれる文を、
お2人はいつ思いつくのだろう。

やっぱり文字っていいな。

そう思わざるを得ないような、素敵な内容でした。

この記事が参加している募集

#読書感想文

190,092件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?