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「遊び」を最優先にして一年半過ごしてみた
大学2年生の頃、なんか退屈だなと思う日がよくありました。別に大きく落ち込むようなことは何もないけど、人生の最後の最後までこの感じだと褒められたものではない気がする。
ちょうどそのときは実験が忙しくてずっと何かしらレポートを書いていました。子供のときは不意に退屈に思ったりしませんでした。当時どう過ごしていたか思い出してみました。
あのときは毎日誰かしらと遊んでいました。じゃあもう一度そうしてみようと思いました。どうせやるなら振り切って、友達と遊ぶことを優先順位の一位に置いてみました。
テスト前日でも、
課題がギリギリでも、
お小遣いが不足していても、
寝る直前に呼び出されても、
途中で抜けることになっても、
ギターを楽しんでいる途中でも、
誘われたら全受けすることにしました。誘われる頻度は増えていきました。よく遊ぶ人も現れてきました。週末は大体どこかに出かけるようになりました。週0から週1,2の大変身です。
遊びの何が良いかって、今目の前にあることに集中できます。会話を楽しみ、自然に癒され、美味しいものに感動します。
自分が幸福なのか、退屈なのか、満足しているのか、そんなことは微塵も出てきません。寝る前に今日一日楽しかったなと思うだけです。
もう一つ遊びのいいところがわかりました。自分の外の世界との接触です、強制的な。自分の世界からの飛躍があります。日常の延長線上にないものが現れます。
普段行かないところに行き、食べないものを食べ、買わないものを買い、見ないものを見ます。
車中で全く興味のないBIGBANGのライブ映像を見ながら長々と語られてみたり、
ラーメンを食べるためだけに1時間以上かけて隣の県まで行ってみたり、
すごくスマートに奢られて感心してみたり、
誕生日プレゼントのために気づきもしなかったヘアオイルの店に寄ってみたり、
夜中にドンキホーテで肉と網と炭だけ買ってひっそりバーベキューしてみたり。
こんな過ごし方が好きな気がします。自然に過ごせている気がします。変化を受け入れられている気がします。
しばらくこのルールで過ごしてみました。遊びの中にも退屈なものはあるようです。またひとりの時間が増えそうです。
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