散歩力

こんにちは、最近はすっかり春になりましたね。

いよいよ散歩の時期になってきました。

U1は何よりも散歩が大好きです。

コロナで仕事を奪われたU1は最近ひたすら散歩をしています。

散歩というのは気分をリフレッシュさせるのはもちろん、一人ブレストをする際にもっとも効果を発揮します。

U1は散歩をする主な理由は、考えが詰まってきた時、新しいアイディアが必要な時に解決策のヒントを与えてくれるからです。

体に良いというウォーキングですが、もちろん、健康の面でのメリットはありますが、個人的には脳がスッキリするという効果の方が高い気がしています。

歩いていると色んなアンテナがバンバン反応して、たくさんのことに気がつきます。

今朝も3キロほどの距離を散歩してきました。春は本当に気持ちがいいですね。最高の散歩の季節です。

今日は散歩しながら、

桜がだいぶ咲いてきたな

子供たちが多いな、そうだコロナか

(子供がICE BOX食べていて)あぁこれまだ食べられてるんだ、今の子供でも好きなんだ。

(個人宅に生えていたローズマリーを見て)ハーブ専門の無人販売面白いな、レシピなんかもインスタで共有してあげるとハーブがもっと身近になるな。

なんていう発見がありました。

なんていうこともないことなのですが、散歩していると脳がワクワクしてきて、新しいことが浮かんできます。

これは過去にU1が様々な散歩のチャレンジをしたから今散歩というのを上手に使えるわけです。

ウォーキングではなく、散歩です。

散歩でまず大事なのが、

目的地までは決めるが、それまでのルートは決めない。

です。ウォーキングは公園や、決まったルートを回ったりしますが、散歩は目的地以外は決めません。

これは脳をフラットにするためで、行き先を細かく決めたり、携帯でルートを確認しながら行くというのは、脳が思考停止になってしまうので、オススメしません。

あくまでも趣味の散歩なので、時間はじっくりとります。

例えばスカイツリーが見えたら、見える方に進んでいきますが、その間は脳に素直になります。

そうすると、なんか怪しい路地なんかがでてきて、脳が反応するんです。

こちらに進んだら、面白そうだ。

とU1は様々な散歩をしているので、脳が経験値を積み、面白そうな場所のアンテナが立ちます。
この経験がとても大事で、たくさんの遠回りをして、色んな発見をしていくのが、散歩力を養うトレーニングになります。

その間でたくさんの面白いお店や、家を見つけます。

ちょっと話が散歩力から逸れますが、

学生の頃、8月のお盆の死ぬほど暑い時期に、埼玉県草加市から長野県軽井沢まで3日かけて歩いて行ったことがあります。

バイトしに行ったんです。長野県松本市のお蕎麦に。

給料日前で、資金が尽きて、会社から前借りしようと思ったのですが、無理だということで、

長野までの足がないけど、足はある

という謎の呪文が頭をよぎり、長野県まで散歩しました。

結果的には散歩ではなく、強歩であり、自分の愚かさに長野に着くまで気がつきませんでした。

3日かけてバイト先まで歩いていき、着いたらすぐ蕎麦屋で12時間労働するという究極のマゾヒズムを体験しまいた。

その経験からは、歩いている間、脳は何も反応せず、ひたすら無の状態を体験します。

アイディアなんて1つも出てきません。

自分は今辛いのか、なぜお前は歩いているのか、

という神の声が聞こえてくるだけです。

散歩というにはあまりにもかけ離れた競技でした。

さて、話を「散歩力」に戻します

もともと散歩をしようと思ったのは敬愛するスティーブ・ジョブズの影響であります。

スティーブは何か考えがあったり、新製品のアイディアを探る時は必ず歩きます。

彼が散歩力の開祖です。

そして、大事な場面、例えば、苦戦していたアップルを軌道に乗せるために当時のペプシコーラのカリスマ社長であった、ジョン・スカリーをアップルに誘う時にスティーブは散歩に連れだし、

「このまま一生砂糖水を売り続けたいのか、それとも私と一緒に世界を変えたいのか」

と説得したというのは有名な話であります。

スティーブはわかっていたのです、歩くことによって、脳がアクティブになり、スカリーはよりスティーブの描く未来のイメージが湧くことを

「散歩力」は脳を様々なことに反応できるようにフラットにするものです。

そして春というのは気持ちが穏やかになり、さらに効果が発揮される最高の季節です。

最後にもう一度「散歩力」としての散歩のやり方を説明しましょう。

♢♢♢

まず目的地は設定する。

そして、解決したいことを漠然と思い浮かべる。

新製品について、悩んでいる会社の人間関係、将来の展望、、、なんでもいいです。

今解決したい事柄を思い浮かべます。

あとは、脳が思うままに進み、直感に従い散歩します。

そして様々なもの・人に目を向けること。

カラスの鳴き方が1匹1匹違うこと、

鳥の群れで1匹だけ遅れをとっていること、

潰れそうなスナックの看板デザインが当時はこれが一番ベストで、お客さんから注目されるだろうと、期待していたママの情景を浮かべたり、

とにかく色んなことに気がつくこと。

脳がこちらの道ってどうなってるんだろう、面白そうな道だなと反応したら、その意にそって進んでみる。

そして、もし迷ってしまったらお店の人やこの辺の人だなんという人に声をかけて教えてもらう。

というのがまた新しい縁があったりするので、オススメです。

携帯で解決させてしまうと趣味の散歩では何も得られないのです。

帰り道はまた違う道から帰る。

♢♢♢

必ずいいアイディアが浮かぶわけではないですし、完全な解決薬ではありません、ただ、椅子に座って考え事をするくらいなら散歩をしたほうがいいというのは間違いありません。

長くなりましたが、みんな散歩しましょう!




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